オルフェの庭から 25

 今年の春のお楽しみ会は、庭の桜の一番見頃な時に、開くことができました。シュレーダーさんの「イースターの秘密」(涼風書林・刊)によれば、春になって花々が咲くのを見て、私たちはそれを愛でますが、実はその背後で、地・水・火・風の四大の霊、あるいは自然霊と呼ばれる存在たちが、活動してくれているからこそ、美しい花が咲くのだそうです。ですから、私たちは、花が咲くのを見る時、そこに四大の霊たちの存在に意識を向け、感謝しつつ、それを祝うことによって、自然霊たちを力づけることになるというのです。
 前もって決めておいたお楽しみ会の日にちょうど、桜が満開になるなんて、そんな幸運はめったにないと驚きましたが、四大の霊たちが、せっせとそのように力を貸してくれていたのですね!
 そのような日に皆でライアーを奏で祝うことができたことに、深い意味と喜びを感じました。皆様本当に、ありがとうございました。
 さて、4月18日のオルフェ・クラスでは、前回に引き続き、復活祭の曲を弾きました。曲を奏でる前には、田原先生の講座で動いた「ハレルヤ」の動きを皆で動き、『魂のこよみ』の箴言を体に響かせて、祝祭の気分を味わいました。また講座でご指導いただいた音階の動きを復習しながら、テーマソング「レーインボーサークル」の歌に応用して動いてみました。「オイリュトミーは見える音楽」という言葉が、少し実感できたいような気がします。これはこれからもやっていきたいです。
 5月のオルフェ・クラスは、ヨハネ祭の曲に入ります。
 オルフェ・クラスの試みは、私自身いつもドキドキしながら、行なっていますが、少しずつ積み重ねてきたオイリュトミーの体験や田原先生の講座などに勇気をいただいて、可能になっています。
 5月にはレーマンさんの講座がありますから、またさらに理解し、受け入れられる部分がふえてくるのではないかと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

のんのん