Leier-Moon No.227

~お知らせ ~ 8月10日

8月のライアークラスは、1日のみ開催で、
8月5日、国より茨城県内に「まん延防止等重点措置」が
適用されたことを受け、つくば市の交流センターが
8月8日から8月31日まで使用不可となり、予定していた
8月26日、29日、31日のクラスはお休みになります。

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~♪暑中お見舞い申し上げます♪~

 猛暑が続いておりますが、お元気ですか? 

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7月3日(土)織りなす音楽会

ライアーアンダンテのお二人、荒川喜美枝さんとA.T.さんの
初コンサートがあることを、その前夜、
久しぶりに見たFacebookで詳細を知り、応援したい!
と気持ちが募り行って来ました♪

会場は、ギャラリー平左衛門。2007年に
築120年の蔵をリフォームした貸しギャラリーです。

晴れていたら竹林の中にある野外ステージで、
こちらでの響きも楽しみにしていたのですが、
すっきりしないお天気でギャラリーでの開催でした。
ギャラリーも落ち着いた雰囲気で素敵な空間でした。

グリッサンドに始まり、お二人の響きが交わり、
ハーモニーとなった演奏曲の数々♡

グーダドラムの即興演奏は、
喜美枝さんから繰り出されるリズムが
心地良く包んでくれました。

お客さまを演奏に参加させる、あの人差し指の動き!
おお~そこに繋がったのね~と、
演出の進行も見事で、会場がいっぺんに明るくなりました。

お客さまとその場の空間と向き合って、
どのように、どんな気持ちで音を届けたいのか、
その想いが伝わってきて、コンサートの始まりから終わりまで、
とても素晴らしいコンサートでした。

ライアーの生の音色を届けて下さって、
本当にありがとうございました(^^♪(Yasu)

*NHK文化センター柏教室の荒川さんとA.T,さんから、
特別にライアー演奏デビューのご感想をお寄せ頂きました。
「織りなす音楽会~ライアー演奏デビュー」をご覧ください。

下記サイトには、関連記事が掲載されています。

https://kashiwa-museum.com/conversation/vol21_saijiki7.html?fbclid=IwAR0RdghIyG7bSEGIJg8yFOnlDWz9mwILzqg2Sa8-KgV9f2g1CdUTKF-Vxd4#%E6%9C%882107-2

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昨年に引き続き、八ヶ岳のKanonさんからも、
「夏至の日に妖精音楽会を開きました🧚を、
また、ひたちライアーの奏の4名の皆さんからも
「根本裕美さん追悼文集Ⅳ」にご寄稿頂きました。
別紙をご覧ください。ご寄稿頂いた皆さん、
ありがとうございました。

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<今年度 開催予定のライアークラス> 
♪手代木クラス 月2回 第2・第4木曜日 10時~13時 
(松代交流センター音楽室)

♪アンサンブルクラス 月1回   火曜日 10時~13時 (竹園交流センター音楽室)

♪日曜クラス   月1回       日曜日  12時半~16時半(竹園交流センター大会議室)

*各クラス登録制です。ご希望のクラスにご登録ください。
(会員は単発参加も可)
*詳しい内容は事前に登録メンバーにお知らせします。

※今年度 ♪はじめてライアークラス、♪りっつんクラス、
     ♪L. Moon Rose は、お休みになります。

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~  今 後 の 予 定 と お 知 ら せ ~

 ♪ 手代木クラス(松代交流センター 音楽室)     
  9/9,30(木)10:00~13:00  
(定員15名)

♪ アンサンブルクラス(竹園交流センター 音楽室)
  9/28(火)10:00~13:00  (定員10名)

♪ リーダー会 (松代交流センター 音楽室)   
  9/16(木)10:00~13:00 *8月はお休み

♪ 日曜クラス (竹園交流センター 大会議室)  
  8/1(日)12:30~(定員23名)*9月はお休み

♪ オルフェクラス(オルフェの庭)        
  未定 (水)10:30~15:00 

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♪ ひたちライアーの奏(会瀬交流センター)   
  9/2,9,16(木)10:00~13:00 *8月はお休み

♪ いわきライアーリング (磐城教会)        
  8/10(火), 8/27(金)13:00~16:00  

♪ ティンクルライアーMito(常磐市民センター) 
  8/21,28(土) 13:30~(リーダー 丸山)

♪ ライアーアンサンブルドルチェ(白河・Kさん宅) 
   8/6(金)19:30~

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♪ くらむぼんの会(新百合ベルクレエスタジオ)
   9/27(月)10:30~12:30 
*8月はお休み

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~ ラ イ ア ー コ ン サ ート & イベント~ 

<その他の講座&コンサート>

10/10(日)9:30~11:00 つくばオイリュトミーの会 
竹園交流センターホール 講師 はたりえこ先生

*8.9月はお休み

9/11(土)13:00~ サークルわオイリュトミー
水戸市稲荷第2市民センター 講師 小川陽子先生

 シュタイナー算数アート&子どものアート~Nokota https://ameblo.jp/artdesupport/

◆ウォルドルフ人形講師 Hisa trtr_rose_sako@hotmail.com

お問合せ 芝山  E-mail  leiermoon@gmail.com

<Leier Moon毎月発行>   2021年8月1日(日)芝山 恭子

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☆彡 カルチャーセンターライアークラス♪ 
♪よみうりカルチャー柏 7月より 
     第1・第3水曜日10時半~12時 開講 受講者募集中

♪よみうりカルチャー柏  第2・第4金曜日 10時半~12時 https://www.ync.ne.jp/kashiwa/kouza/202004-09374001.htm

♪NHK文化センター柏教室  第2・第4金曜日 13時半~15時(満席) https://www.nhk-cul.co.jp/nhkcc-webapp/web/WKozaKensakuAc.do

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根本裕美さん追悼文集Ⅳ 2021年7月

裕美さん、ありがとう

「青空みたら わたのような雲が
           悲しみをのせて とんでいった」

裕美さんが亡くなってから空を見上げるたびに
口ずさんでしまうこの歌。
以前「この曲が好きなのよね♪」と、話してくれましたよね。
日曜日、つくばの星のハーモニーに来る車の中で聞いている
ラジオ番組のテーマソングだと話していました。
「裕美さんはこの曲を聴きながら
 日立から車を走らせているんだ」と、
私の記憶の中に刻まれた出来ごとのひとつ。

「ー安曇野の風にふかれてー」のイベントも
裕美さんのつぶやきからはじまりましたね。
「長野県には羊の詩舎の講師がいないのよね、、」
そうか、それなら人形展とライアーと何か
イベントできないかしら、、、
こちらも不思議な縁ですが、裕美さんが企画した
ジョン・ビリングの日立の講座に、
たまたま長野県(大町)から参加していたYさんと知り合い、
協力して実現したイベント。
Yさん、ご実家が日立でたまたま帰省した折に
ジョンの講座を知り参加したのだとか。
お話してみるとなんとお住まいは私の実家のすぐ近く。
大町に帰省した折にはライアーデュオも楽しめるように♪
これも裕美さんのおかげ。

「ー安曇野の風にふかれてー」のイベントは、二年前の7月下旬
安曇野の髙橋節朗美術館の南の蔵を会場として開催されました。ウォルドルフ人形展とライアーコンサート♪
あわせてぽんぽん鳥を作る手仕事の
ワークショップも行いました。
ライアーコンサートでは、午前は子ども向けのプログラム
♪わらべうたやシルクを使った演出。
人形劇は蔵の中での開催でしたから「ネズミの嫁入り」を
裕美さんにリクエストしました。
お人形を巧みに動かす裕美さんの仕草に、
子どもも大人も釘づけでした。
午後の部は小学生以上から大人対象のライアーコンサート
♪ゲーリッシュ・リートやサリー・ガーデン、
精霊の踊り後半は日本の夏の曲、浜辺のうたや夏の思い出などを演奏しました。
最後に会場の皆さんと歌った「うみ」は、
今でも耳にはっきりと残っています♪

このイベントが実現できたのは、裕美さんのお人形や
イベント企画をすぐに計画して下さった行動力のおかげ。
そして、演奏に協力して下さったつくばライアーの響きの仲間と大町のYさんのおかげ。
ぼうっとしていると、はやく早くここまで着いてきて!
もう準備は出来ているわよ!
と、いつもいつも背中を押してもらっているようでした。

裕美さんの笑顔、声、今も鮮明に思い出します。
裕美さんが天国にいってしまったなんて今も信じられません。
日立で、今日も忙しく動き回っているんじゃないかと
ついつい考えてしまいます。
あの海岸に行けばまた裕美さんに会えるような、、
でもまた、「何をもたもたしているの!」
「まずは動いてみること!」今も背中を押して
もらっているようです。
「さあ、今日も一日、元気にスタートしよう!」
いつも見守っていてね。
ありがとう裕美さん

はじめの詩は「小さな空」武満徹 作詞・作曲です。
一度聞いてみてください♪ (Fuji)

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~ひたちライアーの奏、メンバーの方々より~

 裕美先生、ありがとう。見ていてね。

2020年11月24日の夜、裕美先生からメールが届きました。     「ちょっとご相談があります。明日、お電話できますか?」
こんなこと初めてです。
11月には2回アトリエでの練習があったばかりです。

いったい何だろう、思い当たることはありません。
翌朝、またメールが来ました。

「入院中だと言うこと。いわきと日立の合同のクリスマスまで
には退院できそうにもないこと。アトリエは使えないので、
Kさんの団地の集会所を借りることはできないか」と、
要件のみ書かれてありました。

午後になり、先生から電話がかかってきました。
先生の声は低く、かすれていて出にくそうでした。
「腸閉塞になり、しばらく退院できそうにもないので、
クリスマスをやるか、やらないか、
やるとすれば団地の集会所は借りられるのか、
食事会の場所への連絡等」を、話しました。

私も腸閉塞になったことがあり、今の先生は、
鼻から腸まで管が入っていて、とても辛い状態だということが、
すぐにわかりました。そんな中でも、みんなが楽しみにしていたクリスマスをどうするのかを心配しての電話でした。

みんなで相談し、団地の集会所を借り、
クリスマスをすることを決めました。

クリスマス当日は、ツリーを飾り、
クリスマスの曲をいわきと日立のメンバーで弾き、
その様子を動画で先生にも見ていただきました。
先生の事を心配しながらも、おしゃべりとランチを楽しみ、
無事クリスマス会ができました。  

それから数日後、先生が入院中の病院に行く機会がありました。
コロナで面会は中止になっていましたので、
クリスマスの様子を書いた手紙と本の差し入れを持って
「病棟の看護師さんに渡しておきます」とメールしたところ、
「お部屋の前のロビーなら会えるので、そこに来てください」
と返信がありました。

こんな時面会していいの?と思いながらも
ロビーで待っていると、
点滴の台を持ったまま足取りも軽い先生の姿がみえました。
「Kさん、こんにちは」
思っていたより明るく、ずっと元気そうです。
座るなり、「ねえねえ、クリスマス会どうだった、
ちゃんと弾けた、カノンはどうだった」矢継ぎばやの質問です。

途中、点滴の様子を見に来た看護師さんも加わり、
賑やかで楽しい会話となりました。
先生のお顔は、ずっとにこやかでした。
1時間くらい、そんな時間が続きました。
こんな時、こんなに長くいていいのか、と思いながらも、
外部の人とあまり会えない時で先生も嬉しそうでした。

今から思えば、辛く苦しい管が取れ、検査をしながらも
少しずつ前進していけそうな時だったのでしょう。
「病院は、明るくきれいだし、洗濯もすぐそばでできるし
案外入院生活も快適よ」という言葉に、安心しました。

年が明け、しばらくしても退院したという知らせは
なかなか来ませんでした。

「出来れば、ゆっくりでも自分たちで練習していてくださいね」という先生からのアドバイスもあり、
7月のコンサートに向けての練習は続けていました。

3月末に、今後の事を話したいのでアトリエに来てください、
と連絡が入り、
私たちはやっと快復されたかと思いアトリエに向かいました。
アトリエに一歩入ったとたん、
もう先生のレッスンを受けることは出来ない、とわかりました。

12月に病院で、おしゃべりした時から今まで、
先生はどんな気持ちで過ごされたのか、
そして今、みんなにそのことを伝えようとしている
穏やかな姿に、ここに来るまで
どんなに葛藤があったのかと辛くなりました。
「長生きできなくても幸せよ」と
今の気持ちを伝えてくれました。

いつもの年より桜の開花が早く、
先生がそのような状態とは知らず、私たちはアトリエの後、
お花見に行く計画をたてていました。
ラインでやり取りしていたので、先生もお花見に行くことは、
ご存じでした。「座るだけなら出来るから
私をお花見に連れて行って、誰か、車に乗せて」と先生。
沈んでいた私たちの気持ちが急に上を向き、
車を連ねてお花見の公園へ向かいました。車の中から桜を眺め、
「きれいねぇ。こんなに沢山。近いのに来たことなかったの。」と喜んでくれました。
先生の隣の席に順番に座って、
それぞれ先生とお話ができた忘れられない時間となりました。

一昨年2019年は、あちこちからコンサートを依頼されました。
デイサービスの音楽療法の先生からの依頼や、
学童、日立市の百年塾、先生のアトリエでの人形展での演奏など11回ものコンサートをしました。
その年の最後は、病院の 緩和病棟でのクリスマスでした。
ベットに横になったまま会場に来てくれる人も沢山いて、
今までとは違う雰囲気の演奏会となりました。
そんな中でも、先生の優しいお話は
みんなに届いていたと思います。
病棟の医師も師長さんも喜んでくださり、
これからもよろしくと、言ってくださいました。

先生には、ライアーを通して多くの事を教えていただきました。
そして様々な出会いと経験もし、
それらはすべて私の宝物になりました。
これからもライアーの仲間たちと教えていただいたことを
思い出し、励んでいこうと思っています。

裕美先生、ありがとう。きっと見ていてくれますよね。(K.N)

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 裕美先生との巡り合い                     

裕美先生と初めて出会ったのは2002年7月頃でした。
私がつくばへ伺い芝山さんにライアーを教えて下さるように
お願いして、それまで私はライアーがどんなものか分からず、
楽器もほとんど弾いたことがないのに、
あつかましく一人で日立から行きましたが、
ほとんど何もできない状態でした。
でも他の人のライアーの音色を聞かせてもらうだけで
幸せでした。
だんだんと回を重ねるうちに、
このまま続けていけるかしらと不安になった頃でした。
日立から根本裕美さんという方が来られてますよ、
と芝山さんから紹介されました。
以前からつくばに来ておられ、大きな瞳と明るい笑顔の
なんて素敵な方かしらと、その時が初めての出会いでした。

日立でもこれからグループを作りませんか、と言ってくださり
びっくりするくらい嬉しかったです。

その頃、裕美先生は幼稚園の先生をしておられ、
その幼稚園が住んでいた家の近くで本当に偶然とはいえ
不思議なご縁を感じました。
それから、何もわからない私を指導して下さり
本当に申し訳ないくらい手のかかる生徒でした。
なかなか上達しませんでしたが、
それでも諦めずご指導いただいたのを、
何とお礼を言ってよいのやら、
このライアーの美しい音色を心の底から楽しませて下さった事、本当に感謝しています。

これからも教えていただいた事を思い出し、                                                      裕美先生の可愛いやさしいお顔と歌声を思い浮かべながら、
練習していきたいと思います。

そして裕美先生がつくって下さったライアーのつながりを
大事にしていきたいと思います。(K.M)

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裕美先生のアルトライアー

裕美先生からメールをいただいたのは、2020年12月14日、
それは、先生が体調をくずし再び入院されて
1か月余りの時のことでした。

「戸塚さん、よければアルトライアーをやってみませんか?」

「16日,一時外出が許可されたので、もし都合があえば
 アトリエに取りに来てくれませんか?」との突然のお話し。
いつもなら「エッ!無理です」と、
とまどい尻込みしてしまう私が、「はい」と即答したのは
今、考えても自分自身驚くことでした。

この一年、先生はコロナ禍の中、
闘病を続けながらもおけいこの時間を設けて下さいました。

でも、先生がアルトライアーを弾かれることはほとんどなく、
ケースに入ったままポツンと、
取り残されているかのようなライアーが気にかかっていました。「うちでおるすばんしましょうね」
と思わずお受けしてしまったのは、
そんな思いもあったからかもしれません。

「良かった!これで来年のつくばの大会に
私が出られなくなってもみんなで演奏できますね」との返信も、
何事にも用意周到で几帳面な裕美先生のこと、
またアクシデントがあってもと
万全な状態を考えていらっしゃるのだと単純に思ってしまう程、それは普通でさりげないものに思われました。

伺ったアトリエは、まるで時が止まったかのようで、
先生によって命をふきこまれた手作りのお人形たち、小物たち、ライアーたちはじっと息をひそめ、それは先生の回復を
待ち続けているその時の私の心そのものだと感じました。

「重いから気をつけてね」と、
一度もライアーにふれることもなく、
いつものようにこちらを労って下さる先生が、
どのような想いでアルトライアーを送り出されたのか、
その気持ちは、その時も今もおしはかることができません。

はじめてふれるアルトライアー…「アルトは音符的には地味で
リズムキープのパート。下から支えるのよ」
「大変だけど大丈夫。楽しんで弾いてね」最後の教えに
「よろしくお願いします」「こうですか?」と問いかけ
語りかけながらの試行錯誤の毎日は、先生と過ごした
充実した楽しい10年の時間を追体験する時間でもありました。

ひたちライアーの奏に遺されたライアー、いつの日か、
かかえきれない感謝の想いをこめて
日立のアンサンブルの奏を先生のもとに届けられますように。
先生、待っていてくださいね。 (T.F)

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 出会いにありがとう                  

私は「ひたちライアーの奏」の一番最後の生徒になりました。      

2017年の初夏、軽い気持ちで訪れたアトリエでの
お人形の展示会に行き、そこで裕美先生の温かいお誘いもあり、その日のうちにライアーに挑戦することを決めました。

ずっと心の片すみにあったライアーを習いたいという
想いが叶ったこの日の裕美先生との出会いは、
導かれたのかなと思えるような
奇跡のような出来事となりました。

それまでは、羊毛を教えている根本さん。
ライアーらしきものを持って駅のホームで時々見かけるけど…。
そのくらいの認識でしたが、
その日から私のライアーの先生になりました。

4年にも満たない短い時間になりましたが、
そのせいかひとつひとつが鮮明で、
かけ足のように学び経験させて頂いたように思います。

習い始めて一ヶ月程した頃に
「中古のライアーが手に入りそうだけど、どうしますか~」
というラインに
「先生が良いと思うなら、お願いします!」とお返事しました。
古くてかび臭かったというライアーをきれいにして頂き、
1年後には弦の張り替え、
そして念願のバッグまで作って下さいました。
お陰様で全てがお気に入りで、
私の分身のような大切な宝物です。

ライアーの練習の後は手作りのランチを頂き、
手仕事の材料やお人形などでいっぱいのアトリエは
夢のような場所でした。「おはようございます」と
入って行くと、笑顔で迎えてくれる先生。
それだけで安心できる存在。
この先もずっと続くと思っていました…。

先生に教えていただいたライアーはまだほんの入り口で、
新米ですが、今年の3月末にみんなで桜を見に行ったとき先生は「大丈夫!楽しんでやればいいのよ~」
と笑顔で言って下さいました。
今思えば先生の隣でずっと練習できたことは
とてもありがたいことでした。
これからもずっとライアーは続けていきますが、
楽しむということを忘れずに、
先生のところに響くような
きれいな音色を届けていきたいと思います。

裕美先生今までありがとうございました。(k.k)                     

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織りなす音楽会 ライアー演奏デビュー♪

織りなす音楽会 ライアー演奏デビュー♪ 
2021年7月3日(土)ギャラリー平左衛門

 芝山先生のNHK文化センター柏教室開講と共に、
ライアーを始めて本年10月で丸3年になります。

そしてドイツのザーレム工房から、私の元へ
お嫁入りした相棒のサクラとは7月で丸2年が経ちました。

そんなひよっこな私が演奏依頼を頂きました。

昼の部30分 2名で演奏(同教室のA.T.さんとのデュオ)
夜の部30分 ソロ演奏

今、思い返してもおソロしい体験ですが(ソロだけに)
1つ1つ芝山先生に問いかけては不安を消去して、
アドバイスを下さいました。
先生の『大丈夫よ〜』は本当に効きますね。

芝山先生に初演奏時の話も聞きました。
緊張してガチガチだったわよ〜と。
なのでガチガチにならないよう
直前までユラユラ〜揺れていました。

つくばのサクラ大先輩♪Naoさんにも初演奏時を聞きました。
教会で〝みんなにこのライアーの音を聴いて欲しかったの”
聴いてほしい…大切な事を気づかせていただきました。

いつも練習している時には譜面を目で追う事に必死で、
このライアーの音色を聴いて貰うんだ、
届けたいんだという想いはなかったのです。

演奏デビュー

演奏は正直、静けさが怖かったです。

今まで和太鼓演奏で様々な舞台に立ってきましたが、
太鼓は見る側の気持ちを高ぶらせるものでした。

ライアーは逆に心鎮めて静寂にする。
魅力ある楽器だなぁと体感しました。

私の指と弦の一点から 波紋のように音が広がって
消えていく感覚が、とても心地よくて、楽しかったです。

和太鼓もライアーも他の楽器と比べ、
比較的にも残響音が長いと思います。

大きな共通点は木製であること。

湿度にはとても正直モノで、
場所によっても音に変化が現れます。

大きな違いは何?と聞かれたら、
太鼓には音の圧がある事だと思いました。

和太鼓を始めた頃、佐渡の鬼太鼓座のちの鼓童の
旗揚げメンバーでした林英哲氏に接した機会がありました。

その時、学んだ一言に

『太鼓は叩くんじゃない、打つんだよ。
 しっかり打ち込めば、人の心も打つよ』

私の手元に、ドイツから届いたばかりの初々しいライアーと
共に、仲正雄先生のワークショップに参加した時の事。

仲先生は、何度と私に
「ライアーと太鼓って同じでしょ。似ているでしょ。」と。

私は全くわからず『?』でしたが、
仲先生のある一言でハッとしました。

『ライアーは弾くんじゃない。鳴らすのです。
 しっかり1音を響かせたら、
 たとえ1音でも人の心に響くんだよ』

おおっ♪ と。

まだ曲を弾けない私は、とにかく1音をずっと出しました。
気がつくと1音で3時間が経っていて
びっくりした日もありました。

後々にやり過ぎは良くない。

特に曲となると、そんなに集中力は続きませんし、
身体が固まってきてしまいますね…何事も程々に

昼の部に、つくばから遠路遥々Yasuさんが来てくださいました。とてもとても嬉しかったです。
よし!いくぞと気合いが入り。
気合いが入りすぎたのか大切なメモを失くし、
昼の部はほぼアドリブ三昧でした。

そんな演奏後、Yasuさんからの感想♪これまた大きなヒントを
頂きました。(他の音で音に集中出来なかったんです)

夜の部はもっと音を体感して貰いたいと。
曲の合間にグリッサンドと共に皆さんも深呼吸をし、目を瞑り、
1音2音3音の消えゆくその先の静けさも堪能して頂きました。今の私に出来る精一杯。

吹き抜けの蔵という素敵な空間、私のライアーはいつもより
気分良さそうに、長く長く鳴り響いてくれました。

ライアーも太鼓も 必ず今を応えてくれる。
正直モノな楽器ですね           (荒川喜美枝)

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ライアーを始めて1年半、少しずつ弾ける曲も増えてきました。
ライアーを習っていると言うと「聞いてみたい」と
言われることも多く、
いつか演奏を披露できる機会があるといいな‥
という思いが湧いてきたところにきた演奏会の依頼。
同じお教室の先輩である荒川さんと一緒というのも
安心感があり、何事も経験!と受けさせていただきました。

本番は震える指を落ち着かせ荒川さんについていくのに
精一杯で、音の響きを聞いたり、
お客様の反応を見る余裕がなかったのが残念です。
拙い演奏ながらも喜んでもらえて、
やって良かったと幸せな気持ちになりました。

今度はお教室仲間全員で、
お互いの楽器が共鳴するのを楽しみながら演奏したいです。
いつそんな機会が来るか分かりませんが、
その日を目指して日々の練習に励みたいと思います。(A.T.)

【夏至の日に妖精音楽会を開きました🧚‍♂️】2021年6月21日

ヨーロッパでは「夏至の日には妖精、精霊などが姿を現し、
森の中でダンスをする日と言われ、
またこの「聖なる夏至の日の音」は自然治癒力を高め、
心や身体、魂にバランスをもたらし、
調律をしてくれると伝えられています。
そんな夏至の日に自らのハートの音なき音、
囁きに耳を傾けていくと、
自分自神の真実の声を聴こえてくる。
わたしたちは人であると同時に自然の一部であり、
そして日々自然や見えない存在たちに支えられ生かされている、
その奇跡に感謝をしながら、八ヶ岳の自然に囲まれた我が家で
「妖精音楽会」を開催いたしました。当日は山梨、長野、栃木、茨城、東京から18名のライアー、ハープ、ギター奏者の方に
お集まりいただき、皆様で奏で、歌い、笑い、
お喋りを楽しみました。

今回の妖精音楽会は第1部がライアーとハープ、
ギターの音で妖精をおもてなし。
妖精が大好きなお花や植物、石や香り、お菓子を用意して、
石をカチカチさせて皆で楽しそうに笑い、妖精をお招きします。

今回の笑いの提供者は八ヶ岳ライアーfairyforestのメンバーに
お願いしました。
免疫力をあげ、元氣になる「女帝笑い」を披露していただくと、瞬く間の爆笑の渦の中、妖精がお見えになり、
それぞれ自己紹介をし、その後ライアー、ハープ、ギターで
演奏をしました。

エレノアプランケット
シーベックシーモア
イニシア
レベルプレイン
明日
ダフネ
たなばたさま
家族の風景
マズルカ

ソロやこの日に初めて音合わせをする、
そんなワクワクドキドキなアンサンブルを愉しみました。
そしておひとりずつ妖精にお願い事をしました🧚‍♂️
このような時期のため、
「皆それぞれを尊重し認め、その中で自分自神を活き活きと生きることが出来るそんな愛と調和で満たされた世の中になる様に」とお願いされていました。
 お願い事をした後は妖精にありがとうを込めて
 安生正人さんのオリジナル曲「ニッセのワルツ」を皆様で奏で
 妖精を見送りました。
 その後、Ken’s KitchenのRaw Cakeをいただき第1部は終了。

第2部はシークレットライブ

宇都宮より、ケルティックハープ、
アコースティックギター奏者の安生正人さんをお招きし、
コンサートをしていただきました。
安生さんの奏でる音色は、
本当にピュアで繊細な響きなのですが、
その中にも力強さもあり、聴いて下さる方の奥深くまで浸透し、
本当に大切なことに氣付かせてくれるそんな音でした。
大切な何かに触れ涙がとまらず
グショグショになられている方もいらっしゃいました。

まだお若いのにそのお話しはわたしたちも学ぶ所が沢山あり
コンサートが終えた時には、皆様が興奮冷めやらず、
安生さんを取り囲み、なかなか離して貰えませんでした。

この混沌とした世の中だからこそ、人々が集い、叡智を共有し、
音やおしゃべりを愉しむことが大切だと思いました。
また生の振動、共振、響振する音には物凄い力がある。
そして1人よりも2人、3人と
多くの皆様の音を重ねることによって
その力が増幅すると改めて実感いたしました。
今の世の中には様々なや情報や考え方がありますが、
答えは外にあらず、内にある。
不安や恐怖の中で生きるより、自らが望む世界を創造し生きる。常に自分自神に問いかけ、自らの意思で、
選択し自分軸で行動することの大切さを感じています。
そしてこれまでわたしたち人間がこの地球を自然を
どれほど壊し生態系を乱してきてしまったたことか、
森羅万象すべてのものが大切な命だと言うことに、
そろそろ氣がつかなくてはいけない、
わたしたちはそんな大切な時を生きているのだと、
妖精が教えてくれました。

真夏の昼の夢…妖精音楽会…
ワクワクな周波数の中終了いたしました。

八ヶ岳より Kanon