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織りなす音楽会 ライアー演奏デビュー♪

織りなす音楽会 ライアー演奏デビュー♪ 
2021年7月3日(土)ギャラリー平左衛門

 芝山先生のNHK文化センター柏教室開講と共に、
ライアーを始めて本年10月で丸3年になります。

そしてドイツのザーレム工房から、私の元へ
お嫁入りした相棒のサクラとは7月で丸2年が経ちました。

そんなひよっこな私が演奏依頼を頂きました。

昼の部30分 2名で演奏(同教室のA.T.さんとのデュオ)
夜の部30分 ソロ演奏

今、思い返してもおソロしい体験ですが(ソロだけに)
1つ1つ芝山先生に問いかけては不安を消去して、
アドバイスを下さいました。
先生の『大丈夫よ〜』は本当に効きますね。

芝山先生に初演奏時の話も聞きました。
緊張してガチガチだったわよ〜と。
なのでガチガチにならないよう
直前までユラユラ〜揺れていました。

つくばのサクラ大先輩♪Naoさんにも初演奏時を聞きました。
教会で〝みんなにこのライアーの音を聴いて欲しかったの”
聴いてほしい…大切な事を気づかせていただきました。

いつも練習している時には譜面を目で追う事に必死で、
このライアーの音色を聴いて貰うんだ、
届けたいんだという想いはなかったのです。

演奏デビュー

演奏は正直、静けさが怖かったです。

今まで和太鼓演奏で様々な舞台に立ってきましたが、
太鼓は見る側の気持ちを高ぶらせるものでした。

ライアーは逆に心鎮めて静寂にする。
魅力ある楽器だなぁと体感しました。

私の指と弦の一点から 波紋のように音が広がって
消えていく感覚が、とても心地よくて、楽しかったです。

和太鼓もライアーも他の楽器と比べ、
比較的にも残響音が長いと思います。

大きな共通点は木製であること。

湿度にはとても正直モノで、
場所によっても音に変化が現れます。

大きな違いは何?と聞かれたら、
太鼓には音の圧がある事だと思いました。

和太鼓を始めた頃、佐渡の鬼太鼓座のちの鼓童の
旗揚げメンバーでした林英哲氏に接した機会がありました。

その時、学んだ一言に

『太鼓は叩くんじゃない、打つんだよ。
 しっかり打ち込めば、人の心も打つよ』

私の手元に、ドイツから届いたばかりの初々しいライアーと
共に、仲正雄先生のワークショップに参加した時の事。

仲先生は、何度と私に
「ライアーと太鼓って同じでしょ。似ているでしょ。」と。

私は全くわからず『?』でしたが、
仲先生のある一言でハッとしました。

『ライアーは弾くんじゃない。鳴らすのです。
 しっかり1音を響かせたら、
 たとえ1音でも人の心に響くんだよ』

おおっ♪ と。

まだ曲を弾けない私は、とにかく1音をずっと出しました。
気がつくと1音で3時間が経っていて
びっくりした日もありました。

後々にやり過ぎは良くない。

特に曲となると、そんなに集中力は続きませんし、
身体が固まってきてしまいますね…何事も程々に

昼の部に、つくばから遠路遥々Yasuさんが来てくださいました。とてもとても嬉しかったです。
よし!いくぞと気合いが入り。
気合いが入りすぎたのか大切なメモを失くし、
昼の部はほぼアドリブ三昧でした。

そんな演奏後、Yasuさんからの感想♪これまた大きなヒントを
頂きました。(他の音で音に集中出来なかったんです)

夜の部はもっと音を体感して貰いたいと。
曲の合間にグリッサンドと共に皆さんも深呼吸をし、目を瞑り、
1音2音3音の消えゆくその先の静けさも堪能して頂きました。今の私に出来る精一杯。

吹き抜けの蔵という素敵な空間、私のライアーはいつもより
気分良さそうに、長く長く鳴り響いてくれました。

ライアーも太鼓も 必ず今を応えてくれる。
正直モノな楽器ですね           (荒川喜美枝)

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ライアーを始めて1年半、少しずつ弾ける曲も増えてきました。
ライアーを習っていると言うと「聞いてみたい」と
言われることも多く、
いつか演奏を披露できる機会があるといいな‥
という思いが湧いてきたところにきた演奏会の依頼。
同じお教室の先輩である荒川さんと一緒というのも
安心感があり、何事も経験!と受けさせていただきました。

本番は震える指を落ち着かせ荒川さんについていくのに
精一杯で、音の響きを聞いたり、
お客様の反応を見る余裕がなかったのが残念です。
拙い演奏ながらも喜んでもらえて、
やって良かったと幸せな気持ちになりました。

今度はお教室仲間全員で、
お互いの楽器が共鳴するのを楽しみながら演奏したいです。
いつそんな機会が来るか分かりませんが、
その日を目指して日々の練習に励みたいと思います。(A.T.)

【夏至の日に妖精音楽会を開きました🧚‍♂️】2021年6月21日

ヨーロッパでは「夏至の日には妖精、精霊などが姿を現し、
森の中でダンスをする日と言われ、
またこの「聖なる夏至の日の音」は自然治癒力を高め、
心や身体、魂にバランスをもたらし、
調律をしてくれると伝えられています。
そんな夏至の日に自らのハートの音なき音、
囁きに耳を傾けていくと、
自分自神の真実の声を聴こえてくる。
わたしたちは人であると同時に自然の一部であり、
そして日々自然や見えない存在たちに支えられ生かされている、
その奇跡に感謝をしながら、八ヶ岳の自然に囲まれた我が家で
「妖精音楽会」を開催いたしました。当日は山梨、長野、栃木、茨城、東京から18名のライアー、ハープ、ギター奏者の方に
お集まりいただき、皆様で奏で、歌い、笑い、
お喋りを楽しみました。

今回の妖精音楽会は第1部がライアーとハープ、
ギターの音で妖精をおもてなし。
妖精が大好きなお花や植物、石や香り、お菓子を用意して、
石をカチカチさせて皆で楽しそうに笑い、妖精をお招きします。

今回の笑いの提供者は八ヶ岳ライアーfairyforestのメンバーに
お願いしました。
免疫力をあげ、元氣になる「女帝笑い」を披露していただくと、瞬く間の爆笑の渦の中、妖精がお見えになり、
それぞれ自己紹介をし、その後ライアー、ハープ、ギターで
演奏をしました。

エレノアプランケット
シーベックシーモア
イニシア
レベルプレイン
明日
ダフネ
たなばたさま
家族の風景
マズルカ

ソロやこの日に初めて音合わせをする、
そんなワクワクドキドキなアンサンブルを愉しみました。
そしておひとりずつ妖精にお願い事をしました🧚‍♂️
このような時期のため、
「皆それぞれを尊重し認め、その中で自分自神を活き活きと生きることが出来るそんな愛と調和で満たされた世の中になる様に」とお願いされていました。
 お願い事をした後は妖精にありがとうを込めて
 安生正人さんのオリジナル曲「ニッセのワルツ」を皆様で奏で
 妖精を見送りました。
 その後、Ken’s KitchenのRaw Cakeをいただき第1部は終了。

第2部はシークレットライブ

宇都宮より、ケルティックハープ、
アコースティックギター奏者の安生正人さんをお招きし、
コンサートをしていただきました。
安生さんの奏でる音色は、
本当にピュアで繊細な響きなのですが、
その中にも力強さもあり、聴いて下さる方の奥深くまで浸透し、
本当に大切なことに氣付かせてくれるそんな音でした。
大切な何かに触れ涙がとまらず
グショグショになられている方もいらっしゃいました。

まだお若いのにそのお話しはわたしたちも学ぶ所が沢山あり
コンサートが終えた時には、皆様が興奮冷めやらず、
安生さんを取り囲み、なかなか離して貰えませんでした。

この混沌とした世の中だからこそ、人々が集い、叡智を共有し、
音やおしゃべりを愉しむことが大切だと思いました。
また生の振動、共振、響振する音には物凄い力がある。
そして1人よりも2人、3人と
多くの皆様の音を重ねることによって
その力が増幅すると改めて実感いたしました。
今の世の中には様々なや情報や考え方がありますが、
答えは外にあらず、内にある。
不安や恐怖の中で生きるより、自らが望む世界を創造し生きる。常に自分自神に問いかけ、自らの意思で、
選択し自分軸で行動することの大切さを感じています。
そしてこれまでわたしたち人間がこの地球を自然を
どれほど壊し生態系を乱してきてしまったたことか、
森羅万象すべてのものが大切な命だと言うことに、
そろそろ氣がつかなくてはいけない、
わたしたちはそんな大切な時を生きているのだと、
妖精が教えてくれました。

真夏の昼の夢…妖精音楽会…
ワクワクな周波数の中終了いたしました。

八ヶ岳より Kanon

Leier-Moon No.226

~♪つくばライアーの響き 21周年を迎えて 
                                                                    リーダー会メンバーより♪~

2000年7月6日に発足したつくばライアーの響きも、
今月21周年を迎えます。昨年から今年にかけては
新型コロナの影響で、主催のライアーコンサートは
全てお休みしています。各クラスのメンバーの皆さんと、
ライアーオリジナル作品や、季節の曲などの
アンサンブルをゆったりと楽しんでいます。
全国各地で、少しずつコンサートも開催されるように
なってきたようです。来年の七夕にはコンサートが
開けますように~♪今年の七夕は各クラスの中で、
定番の夏の曲や七夕等の曲を楽しみたいと思います。

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☆音はどこまでが音なのか?色も然り。つまりは音色の世界。
    たくさんの星々から音を集める意識で行うグリッサンドは、
    聴こえない音を集めてライアーの響きで音の故郷を
   奏でるようなことなのかもしれないとふと思います。
「呼吸するようにライアーを奏でる」ことは、
    果てしない奥深さを感じますが、日々の一音を重ねる先に、
  そこに近づけたらと思います。(Yasu)

☆初心に戻って、新たに。まず、つくばライアーの響きを、
     変わらずずっと響き続けてきてくださった皆様に感謝です。
     最近は、ひとりでの練習が多くなりましたけれど、やはり、
     皆さんと共に奏でるライアーの響きを求めてしまいます。 
     つくばライアーの響きが、
     私のふるさとの響きになったような感じです。 

      21周年の始まりは、新たな気持ちで、
     見えない世界からくる響きを意識して、
     一音、一音を響かせていきたいと思います。
    少しずつ演奏活動ができるようになると、いいですね~♪
                                                                                                                (Nao)

☆暫くはマイペースでライアーに向き合っていこうかな。
     安心して集えるようになったら皆さんと
     きれいな音で丁寧なコンサートがしたいです。
   その時を楽しみにライアーの弦を磨いておきます。
 (できれば腕を磨きたい )(おさちゃん)

☆今朝(6月19日)、米国の友人から、
 眠れぬ夜につくばライアーの響きの音楽を聞いて、
 とても癒されるとのメールが届きました。
 何気なく送っているコンサートのCDが、
 この様な形で寄り添ってくれていること、
 皆さんとご一緒に弾かせて頂いているお蔭と感謝しています 
 (*^^*)
 一人では難しい事でも皆さんからお力を頂きながら、
 小さな一歩を大切にしていけたらと思います♪ (Marit)

☆ライアーと共に歩んで21年。バイオグラフィーでは
 第4七年期に入り、関係性の時代と言われ
 外に出て色々試す時期…

 本当なら、色々な場所に出かけて行き、演奏や交流を
 もっともっと深めて行く未来を思い描いていたけれど…。
 今は ライアーとの関係を見直して、ひとりで奏でたり、 
 歌いながらライアーで伴奏できるようになれたらいいなぁ〜と 
 夢想しています。(のんのん)

☆コロナ渦にあってもライアーを弾ける喜び、
 そして、ライアーをともに奏でる仲間がいることに
 どれだけ助けられたことか…。コンサートができない今、
 のんびり、ゆったりとした時間の中、
 今まで演奏してきた曲や楽譜を再び演奏する機会に恵まれ、
 新たな発見があったり、この曲好きだな〜♪と感じたり。
 いろいろな出会いに感謝!
 ライアーをともに演奏する仲間に感謝!です 。(Fuji)

☆皆様、お元気ですか?ライアーを弾き始めて21年、
 ライアーを通して色々な方たちと出会い、
 色々なライアーの音色に出会いました。
 当たり前のように、皆で集い、
 笑顔でライアーを響き合わせていた頃が夢のようです。
 大丈夫。またそんな日が戻ってくると信じて
 希望を持つ私です。
 マスク無しで顔が見たい、歌いたい。
 ムギュって抱きしめ合いたい!そんな日が早く来ますように。
                      (渡辺香名恵)

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<今年度 開催予定のライアークラス> 

 ♪手代木クラス 月2回 第2・第4木曜日 10時~13時 (松代交流センター音楽室)

 ♪アンサンブルクラス 月1回 火曜日 10時~13時 
(竹園交流センター音楽室)

 ♪日曜クラス   月1回      日曜日  12時半~16時半(竹園交流センター大会議室)

*各クラス登録制です。ご希望のクラスにご登録ください。
(会員は単発参加も可)
*詳しい内容は事前に登録メンバーにお知らせします。

※今年度 ♪はじめてライアークラス、♪りっつんクラス、
     ♪L. Moon Rose は、お休みになります。

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~  今 後 の 予 定 と お 知 ら せ ~

♪ 手代木クラス(松代交流センター 音楽室)     
 7/8,29(木)10:00~13:00  
(定員15名)

♪ アンサンブルクラス(竹園交流センター 音楽室)
 7/27(火)10:00~13:00  (定員10名)

♪ リーダー会 (松代交流センター 音楽室)   
 7/15(木)12:00~15:00 *8月はお休み

♪ 日曜クラス (竹園交流センター 大会議室)  
 7/4(日)/29(日)12:30~(定員23名)

♪ オルフェクラス(オルフェの庭)        
 未定 (水)10:30~15:00 

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♪ ひたちライアーの奏(会瀬交流センター)   
 7/1,8,15(木)10:00~13:00 *8月はお休み

♪ いわきライアーリング (磐城教会)        
 7/9(金), 7/27(火)13:00~16:00  

♪ ティンクルライアーMito(常磐市民センター) 
 7/3,24(土) 13:30~(リーダー 丸山)

♪ ライアーアンサンブルドルチェ(白河・小磯さん宅) 
 7/2(金)19:30~

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*♪ くらむぼんの会(新百合ベルクレエスタジオ)  
 7/26(月)10:30~12:30 

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~ ラ イ ア ー コ ン サ ート&講座~ 

7/11(日)9:30~11:00 つくばオイリュトミーの会 
 竹園交流センターホール 講師 はたりえこ先生

*8.9月はお休み

7/10(土)13:00~ サークルわ オイリュトミー 
 水戸市稲荷第2市民センター 講師 小川陽子先生

 シュタイナー算数アート&子どものアート~たむらのりこhttps://ameblo.jp/artdesupport/

◆ウォルドルフ人形講師 木下久子  trtr_rose_sako@hotmail.com

お問合せ 芝山  E-mail  leiermoon@gmail.com

<Leier Moon毎月発行>   2021年7月1日(木)芝山 恭子

根本裕美さん追悼文集Ⅲ2021年6月

★裕美さんへ

裕美さん、今、そちらの世界で、どんなことをしていますか。

きっと、忙しい毎日で
元気に飛び回っているのではないでしょうか。

本当にお世話になったのに、何のお返しもできないまま、、、。

はじめて裕美さんとゆっくりお話したのは、
ライアー東京が開催されるようになって
間もない頃だったと思います。momoさんもご一緒に、
会場の廊下のベンチで夕食を食べた時、
和気あいあいとした会話の中で、裕美さんと私が同い歳だということが判明し、とても親しみを覚えました。

それから、講座のたびにいろいろお世話になりましたね。

いつも明るく、ユーモア溢れる裕美さんは
ライアー響会のムードメーカーでした。

改めて感謝したいことが、ふたつがあります。

まず、ひとつ目。先日14歳になった絶賛思春期
・反抗期の息子が、生まれて数か月の時のこと。
裕美さんが、芝山さん、桃原さんとご一緒に東京まで
生地の調達に来られ、
その帰りに自宅に遊びに来てくれましたね。

あの時、裕美さんが手作りの水色の服を着た可愛い
「ぽあぽあマリア」をプレゼントしてくださったでしょ。
忙しい中、わざわざ作ってくださり、感激しました。
とっても嬉しかったです。
「マリーちゃん」と名付け、息子はその手や頭を
ガジガジと噛みつつも可愛がり、喜んで遊びました。

そして二つ目は、その後、ライアーカバーの制作を
お願いした時です。
裕美さんがつくばの皆さんに素敵なライアーカバーを
作っていらっしゃるのを知った、私。「ぜひ」とお願いすると、快く引き受けてくれましたね。自分は不器用なくせに
注文の多い私を唸らせる、完璧なカバーが完成し、
びっくり! 細部までそれは丁寧に作ってくれて、
最高級ブランドの仕上げ並み。
何年経っても丈夫で使いやすく、本当に助かっています。

そして、頼んでいないのに、皮でできた
名前入りのキーホルダーまで付けてくれて、、、。
裕美さんの愛情を感じました。

マリーちゃんを抱くたび、ライアーカバーに触れるたび、
私は愛を感じています。
裕美さんの手仕事って、本当に凄い。
裕美さんのライアーの響きは、そんな手仕事と同じように、
あたたかく繊細な響きでしたね。
私も、そんな風に心を込めてライアーを奏で、
誰かに届けることができたらと思います。
裕美さんの溢れる愛と丁寧な仕事ぶりから、
私は勇気と情熱を受け取りました。「ありがとう、ありがとう、ありがとう、、、。裕美さん、どうもありがとう!!!」

「つくばライアーの響き」の皆さまへ

ご無沙汰しています。私は、以前、つくばライアーの響きの
定期演奏会で、芝山さん、momoさんと共に、
ジョン・ビリング氏のLight on the Lakeなどを演奏させていただきましたN.K.です。

皆さんは、私よりずっと裕美さんの存在を身近に感じられ、
私よりずっと長くお付き合いしてこられた筈。
濃厚な時間の中で育まれた絆を思うと、
その悲しみはいかばかりかとお察しします。

裕美さんの追討文集Ⅰを読ませていただきました。
本当に多彩な方だったのですね。
そして、つくばの『星のハーモニー』での活動を知り、
素晴らしいと思いました。
そこで育ったのんのんの娘さんが、裕美さんに憧れて
シュタイナーの子ども園の先生となられ、
働いていらっしゃるとのこと。次の世代に、
かけがえのない夢のバトンを渡されたのですね。

芝山さんが書かれていたように、
裕美さんは多方面に渡りご活躍で、
10人分くらいの働きをされたと、私も思います。

訃報を知り、裕美さんが書かれたお手紙を読んでも、
私は何が何だか理解できませんでした。

なぜなら、裕美さんの文章が「NHK朝ドラ「スカーレット」の
たけし君のような心境で、元気に過ごしています」
「本当にありがとうございます。これからも宜しくお願いします。」と現在形で書かれていたからです。

私だったら、どんな風に文章を書いただろうと思いました。
「今まで、ありがとうございました。」と過去形にして
別れを告げたのではないか。裕美さんが現在形で、
しかも「宜しくお願いします」と書かれたのは、
皆さんと別れたくなかったことの証のように
思えてなりませんでした。

良く眠れない日々を過ごしていたある日、私は、ふと、
あのマリーちゃんを思い出し玄関に飾りました。

そして、5月16日に開催される
「ライアーのオリジナル曲を弾こう!」で弾く曲を
練習する日々を過ごしていました。その講座は、
裕美さんが天に召されてから、はじめて開かれる講座でした。

前日のことです。玄関の前を通ると、マリーちゃんが
「連れてって」と私を呼び止めたのです。
バックの中に入れて連れていくだけでも良かったのですが、
せっかくなら椅子に座ってもらい妖精の子
(小さなキンダーハープ)も添え、
裕美さんにもライアーを奏でてもらえたらと、
講座担当の芝山さんに相談しました。
そして、講師のOさんにご快諾いただき、
当日マリーちゃんを飾ることになりました。

講座が始まり、皆さんが裕美さんの事を語られる中、
私はずっと気配を感じていました。
裕美さんが「ごめん、ごめん、遅くなって、、、。」と、
笑顔でドアを開けて入って来るような気さえしました。

Oさんが裕美さんに為に作られた素敵な曲を、
皆さんと共に演奏できたことは、
私自身の慰めとなりました。
また、悲しみを分かち合えたことは、救いでした。
とてもありがたかったです。音楽の癒しの力ですね。

しかし、この講座で得たものは、
それだけではありませんでした。今まで感じたことのないほど、
天の世界が身近に感じられたのです。たくさんの講座で、
「宇宙を感じよう」「天に届くように響かせよう」などの、
イメージをいただいてきました。
でも、私にとって天は果てしなく遠く、
正直つながりを実感できたことはありませんでした。

皆で裕美さんを思い奏でている時、裕美さんが
天から降りてきてくれて天の響きが会場に広がったのか、
或いは私たちが天に昇っていき
地上のライアーの音が天で響いたのか、、、。
天の世界と地上の世界の境界線がなくなり、
どこまでもあたたかく広がる大いなる響きに
包まれるような体験でした。

裕美さんは、私たちに天界が遠い世界ではないことを
体験させてくれたように思います。
それは、ライアーを弾く上で
一番大切な体験だったかもしれません。
裕美さんの人生の物語の最終章は、
ライアーを弾く皆に素晴らしい贈り物を届けてくれたのです。
周囲の人々に愛を与え続けた裕美さんらしく。
ビリング氏は、次のように言っています。

「大西洋を渡った世界も私たちの世界の一部であり、
私たちの世界もそちらの世界の一部である。
同様に天使や、天に召された人の世界も
そんなに遠い世界ではない。とりわけ音楽が鳴る時には。
だから、音楽を鳴らそう。」

今、この文章を書いている私の隣にマリーちゃんがいます。
そして「皆、元気を出して」と言っているような気がします。
涙が枯れたら、裕美さんのあの手のあたたかさを背中に感じ、
歩いていきましょう。
ライアーを響かせる時、
私たちは裕美さんと共に生きることができるのですから。 
(N.K.)

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根本 裕美さんへ 6月12日                              

えっ?裕美さんが・・・? 知らせが届き、
にわかに信じられず、気持ちも落ち着かない中、
何とか日帰りできる!
と日立に向かい、新幹線の窓に広がる春の穏やかな風景を
ぼんやりと眺めながら、
裕美さんのことが思えてなりませんでした。
そんな私に、旋律がどこからか降ってきたように
次々と浮かんできて、持っていたノートに書きとめました。
その旋律たちは、裕美さんからのメッセージのように
思えました。
旋律を反芻する私には、たおやかに裾野が広がる
富士山のうつくしさがことのほか心に沁みました。
きっと裕美さんが私を日立に招いてくださっているんだ・・・
と感じたことでした。

日立のご自宅の和室で、棺の中にいらっしゃる
裕美さんとお会いしました。
美しいお顔ですやすやと眠っておられるようでした。
あたたかな空気がお部屋に満ちていました。
八幡さんが、裕美さんは白雪姫のようだったと言われましたが、そのとおりだと思いました。

青い空、レース模様のように白い波が立つ、
どこまでも青い海、小鳥のさえずり、
すべてが、もっとも聖なるときを最大の美しさをもって
うたっているようでした。
その日は、ほんとうに、夢を見ているような特別な一日でした。

家に帰ってさっそく、ノートに書きとめた5つの旋律を
まとめて、「春の一日」というタイトルをつけました。
それぞれの曲は、
「1春のカノン II思い出 Ⅲ悲しみ Ⅳ呼び声 
 Ⅴフィナーレ・・・そしてはじまり」としました。
裕美さん、この曲を裕美さんにお捧げさせてくださいね。

さてその日から、早、ふた月が過ぎました。
裕美さんのことを思い出していると、
なんだか裕美さんがすぐそばにおられるような感覚になります。
裕美さーん、と呼ぶと、はーい、ここいますよー、
とどこからかお返事が聞こえてきそうです。
裕美さんは天にお引越しされ、自由に光の中で憩っておられる。
そんな裕美さんの息遣いがなんだか聞こえるような気がします。新しいお住まいで、たくさんのお人形を作り、おうたを歌い、
ライアーを奏でておられる姿が目に浮かびます。
裕美さんのまわりにはたくさんの子どもたち。
みんな目を輝かせてうれしそうにしています。
裕美さんの目もきらきら輝いています。
ピンクのほっべたには微笑みが浮かんでいます。
あたりには光があふれています。
いろんな色、ありとあらゆる色のとうめいな光です。
とろけるようにうっとりとなっている子もいます。

裕美さん、こちらでの毎日、ほんとうにおつかれさまでした。
そして、こちらでほんとうにたくさんの働きをして
くださったこと、こころからありがとうございました。

天ですてきな作品をいっぱい作ってくださいね。
そして、あたたかな響きをいっぱい奏でてくださいね。
こちらにいるわたしたちも、心の耳をすまして、
裕美さんの響き、
裕美さんの祈りを受け取ることができますように。

わたしたちの響きもどうか裕美さんのところに届きますように。竪琴の弦が天と地を繋いでくれますように。
響きが次元を超えて共鳴し、響き合いますように。
裕美さんの魂が天の憩いの中でさらに輝かれますよう、
お祈りいたします。(J.O.)

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Leier-Moon No.225

~10月28日(木)10時半~12時 
平井久仁子先生の歌の講座、開催予定です~

昨年に引き続き、平井久仁子先生の
「アンカヴァーリング・ザ・ヴォイス発声法」講座を
開催予定です。 
会場はつくば市内の予定です。
詳細は8月以降にお知らせします。

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~♪つくばライアーの響き20周年記念 
                         交流コンサート について♪~
2021年7月11日(日)つくば市ふれあいプラザ 
多目的ホールにて、つくばライアーの響き20周年記念
交流コンサートを予定しておりましたが、
開催は見送ることになりました。

東京で緊急事態宣言が延長されることが決まり、
今だに感染がなかなか収まらない状況が続いています。

最近では変異ウィルス脅威のニュースも
多く聞かれるようになりました。

ワクチンもまだまだ行き渡らない中で50名余り
一同に会すことは、厳しいと判断をしました。

それぞれのグループの皆さんが、長い間練習や準備をされて
楽しみにして下さっていましたので、
何とか開催できないかと、ここ数日間、
様々な可能性を探ってみましたが、
結局確実な感染対策はできない為、
解決策は見つかりませんでした。
とても残念ではありますが、皆さんの安全の為に
今回の開催は見送りますこと、どうぞご了承下さい。
つくばメンバーの皆さんとは、
7月の各クラスで予定曲等を演奏し、
ささやかにお祝いしたいと思います。

その代わりに、根本裕美さんの一周忌の後、
今の所、来年4月24日(日)に、20周年は関係なく、
新たな企画として「裕美さんの追悼&交流コンサート」
開催したいと思います。

小野純子さん作曲の追悼曲「春の一日」も全曲、
多くの皆さんと奏でられたら幸いです。

来春、安心して皆さんとお会いして
ご一緒にアンサンブルできますように〜。
今度こそ、楽しみにしています。                 

つくばライアーの響き♪ 
   芝山 恭子

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~ティンクルライアーMito 10周年記念コンサート in 笠間の家~

今年11月6日に、10周年記念コンサート「笠間の家」
開催します。

コロナの影響で、たくさんのお客様をお呼びすることは
できませんが、午前と午後の2回公演にして、
どちらも15名様限定での開催となります。
先行予約を承りますので、よろしければ、
お運び下さいませ。(^^)

ティンクルライアーMito♪ Keikom

*ティンクルライアーMitoの皆さん

10周年おめでとうございます!!
コンサート楽しみですね。
益々のご活躍をお祈りしています。

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~  今 後 の 予 定 と お 知 ら せ ~

♪ 手代木クラス(松代交流センター 音楽室)     
  6/10,24(木)10:00~13:00  

♪ アンサンブルクラス(並木交流センター 音楽室)
  6/29(火)10:00~13:00  

♪ リーダー会 (松代交流センター 音楽室)   
  6/17(木)12:00~15:00 

♪ 日曜クラス (竹園交流センター 大会議室)  
  6/6 12:30~, /4(日)12:30~ 

♪ オルフェクラス(オルフェの庭)        
  未定 (水)10:30~15:00 

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♪ ひたちライアーの奏(豊良台団地集会所)   
 6/3,10,17,24(木)10:00~13:00

♪ いわきライアーリング (磐城教会)        
 6/11(金), 6/22(火)13:00~16:00  

♪ ティンクルライアーMito(常磐市民センター) 
 6/6,27(日) 13:30~(リーダー Keikom

♪ ライアーアンサンブルドルチェ(白河・Kさん宅)
 6/11(金)19:30~

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♪ くらむぼんの会(新百合ベルクレエスタジオ)
  7/26(月)10:30~12:30 

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6/6(日)9:30~11:00 つくばオイリュトミーの会 
竹園交流センターホール 講師 はたりえこ先生

6/12(土)13:00~ サークルわ オイリュトミー 
水戸市稲荷第2市民センター 講師 小川陽子先生

 シュタイナー算数アート&子どものアート~Nokota    https://ameblo.jp/artdesupport/

◆ウォルドルフ人形講師 Hisa  trtr_rose_sako@hotmail.com

お問合せ 芝山  E-mail  leiermoon@gmail.com

<Leier Moon毎月発行>   2021年6月1日(火)芝山 恭子

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☆彡 カルチャーセンターライアークラス♪  
♪よみうりカルチャー柏  
7月より 第1・第3水曜日10時半~12時 
開講予定 受講者募集中

♪よみうりカルチャー柏  第2・第4金曜日 10時半~12時 https://www.ync.ne.jp/kashiwa/kouza/202004-09374001.htm

♪NHK文化センター柏教室  第2・第4金曜日 13時半~15時 https://www.nhk-cul.co.jp/nhkcc-webapp/web/WKozaKensakuAc.do

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