田原眞樹子さんライアーW.S.inつくば2025感想集

~♪2024年4月3日(水)4日(木)田原眞樹子さん、
  ライアーW.S.『響きを聴き奏でる⑮』
♪~

県南生涯学習センター多目的ホール 
つくば市ふれあいプラザ 多目的ホール 10時~15時

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三日間のつくば滞在での心込めた愛情溢れるおもてなし、
ありがとうございました。
つくばライアーの響きの皆様に心から御礼を申し上げます。
寒さ凌ぎを差し入れ頂いたり、手作りのお弁当を用意頂いたり、
たくさんのお母さんに囲まれて幸せな三日間でした。

ご案内頂いた地質標本館では、すでに玄関先で足止め状態で、
子どものような心持ちでひと時を過ごさせて頂きました。

鉱物という括りではなく、地質というところで
今まで思った事のないカテゴリーで生まれるもの、
宮沢賢治や宮崎駿らの世界を彩る物たちとの出会いも
心躍ることでした。

毎回、何かしら新しい体験があるのですが、今回も、長年お付き合い頂いている方、初めての方、
お久しぶりの方と一緒にライアーとオイリュトミーを少しずつ深めることができ、とても嬉しく思います。

初心者の方の呼吸に着いてのお尋ねも、
私がオイリュトミーと出会った頃の思い出を一晩経った今朝、
思い出す事になりました。

ここは息を吸うのか吐くのか、やっぱり悩んでいたな、
と思い出しました。

ゲーテの「タリスマーネ 護符」は、井上正蔵訳を基本に、
オイリュトミーの為に田原が手を加えたものです。

呼吸には二つの恵みがある
空気を吸う事 空気を吐く事
前者は胸をしめつけ
後者は胸をさわやかにする
このように生命(いのち)は不思議な混じり合い
神に謝せ 神がお前を押さえつける時
また、神に謝せ 神がお前を解き放つ時               

今回の講座では、空気を吸う事 で中に入り、空気を吐く事 
で外に広がりました。

そのリズムで入る時に吸い、外に出る時に空気を吐けば良いと
思います。

最初の一文と、このように生命は不思議な混じり合い、神に謝せ、のところは立ちます。

これは、来日されたオイリュトミストは必ずと言って良いほど
講座で取り上げるほどの言葉ですので、

つくばの皆さんも味わいながら動いて見て下さい。

パバーヌも、ラベルのボレロのように、テーマは一貫して
繰り返されそれが高まって行くものになっています。

お渡ししたピアノ譜を読み込んで、変化をつけていかれると
音楽が昇華するプロセスを体験できるのではないかと思います。25周年に向かってご精進下さい。

愛好者の集いも、これから内容が固まって行くと思いますが、
ご参加頂けたらと思います。

ライアー100年という記念すべき年に向かって
準備していきたいですね。

それでは、夏と秋にお会いする事を楽しみにしています。                (田原眞樹子)
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~水戸でのオイリュトミーも、つくばでのライアーも、
みんなに会いたくていそいそ通っているのはもちろんですが、
一体何に惹かれて今まで続いてきたのか、
それがちょっとわかった今回の講座でした。

オイリュトミーでいつも指摘される「空間を感じる」こと、
ライアーで言われる「聞こえない音を聴く」こと。
奥深いけれど、私にはずっと霧に包まれたような世界でした。
オイリュトミーにもライアーにも精通していらっしゃる
田原先生は、見えない空間をまるで見えるように、
聞こえない音をまるで聞こえるように、楽しくわかりやすく
描写してくださいます。
田原マジックにかかると、ただの?譜面が
ワンダーランドのようになって、
曲が生き生きと息づいてくるのがすごいです。
田原先生を介して普通には見えない、聞こえない世界が
次々に目の前に広がっていくような気がしました。

全身全霊で曲に向かっていらっしゃる
田原先生の求められるものは
とても高くて、無自覚に弾いている私には
手厳しいご指摘ばかりなのですが、なんとかそれに応えようと、意識を研ぎ澄ませ、集中して音を出していくと、
何かが変わったような…!
そんな嬉しい手応えを探して集中力を使い果たした
充実した濃厚な2日間でした。

「夢見ながら目覚める」と先生がおっしゃっていたように、
オイリュトミーでライアーで、意識して見ようとし、
意識して聴こうとするなら、この講座で過ごした豊かな世界に
これから私も入っていけるかもしれない。そんな可能性に、今、胸がときめいています。
田原先生、ありがとうございました。
またこの会を続けてくださっている皆様に
心から御礼申し上げます。
                                          (Junm)

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数日のにわか練習で数年ぶりに参加させていただいた
田原先生の講座。変わらないもの。先生の温かさ。
的確な言葉が届くこと。変わったもの。私も含めて歳を重ね、
また新しい方が増えたこと。

ゲーテの「呼吸にはふたつの恵み」が始まったとき、
懐かしさと(教えていただくのは何回目でしょう(^^;))

動きに合わせて身体に空気が出入りすることの心地よさ、
を実感できました。

パヴァーヌ はつい刻んで弾いてしまっていましたが、
まずアルトを聴くこと、
その音程を意識することだけで全く違った音楽になり、
弾くのがとても心地よくなりました。

残念ながら1日だけの参加でしたので、きっと翌日はもっと
表情豊かな音楽に仕上がったことと思います。

ふだんの生活で耳を澄ませることなどほぼないので、
私にとっては「人間に戻れる時間」でもありました。

日程的に今はライアー東京への参加が難しく、
春の田原先生の講座は本当に貴重でありがたいです。

ずっと変わらずご縁をいただいていることにあらためて感謝です。            (はづき)

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命を吹き込まれて♪

毎年春のこの時期に、太陽のエネルギーのように田原先生は音楽の命を吹き込んでくださいます♪

でもそれはその場で完成するためのものではなく、
これから取り組んでいく私たちに育つ力を静かに、
でも力強く注いでくださいます。
そして2日間の講座が終わってからも、
内面から田原先生が見守ってくださっているように
感じられるまでになっています。
それだけ多くの恵みを頂いたことに改めて気付き、感謝の気持ちしかありません、ありがとうございます♡

朝起きて床から一歩踏み出すと、パヴァーヌが鳴り始めます♪
それが翌日も、その翌日も!アルト5台のお隣の席でしたので
下のパートの鼓動がしっかり刻み込まれ、
そこにメロディーパートが田原先生の美しい声と共に
流れてきます。
そして中盤から、編曲されたアンナ・クーパーさんの
オリジナルのセカンドパートが
自然に違和感なく聴き手に届くように、確固たる意志を持って
取り組むようにとアドバイスも頂いたので、
これからどのように仕上がっていくのかが楽しみとなりました♪
ピアノ楽譜も参考にされながら、
いかに生きた作品を届けられるか常に豊かな感性で
考えておられ、
夕食後もホテルに戻られて五線紙に向かわれるお姿に
とても心打たれました!

初日遅れての参加で言葉のオイリュトミー「不思議」を
体験できなかった方がおられましたが、
ご一緒しましたお夕飯の前にお隣の方から伝授してもらい、
まるで手遊びうたのようにお二人で楽しそうに再現されていて、
このようにオイリュトミーが自然に染み込んでいって動けることはとても素敵なことと感動しました!

にもプロからもオイリュトミーとライアーの企画が愛好者の集いという形で夏に計画されているお話も
興味深く伺いました。それぞれの息吹が美しい調和の空間を
生み出していく未来を想像できることは
とても幸せなことです♪

遠くから毎年参加くださる方々や新たに参加される方と音楽を
このように育めることは貴重で、
田原先生に来年も太陽の光で導いて頂けたらと
願っております どうぞよろしくお願いいたします                   (Marit)                                   

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~田原先生のお話は、比喩がとても具体的でわかりやすく、
一言一言に納得できました。

それを音等に反映させるには至りませんでしたが、
とにかく先生の言葉は理解できたと思っています。

メロディーを動いてみる効果については、
半信半疑なのですが、

でも、確かに、動いた後の最後の「パバーヌ」は、
とても良かったです。

アルトの音が良い感じに聞こえてきて、メロディーがすーっと
始まったときは、すごく素敵で感激しました。

 2日間参加して良かったです。ありがとうございました。             (Emi)

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~静かな桜雨の初日。しっとりとした空間に響く田原先生の声が
すうっと身体の中に染み込んできて、
素晴らしい表現で紡ぎ出されるお言葉に一生懸命耳を傾け、
言われていることはこうかな?
これで少しは近づけているかな?などと思いながら
ライアーを奏で、オイリュトミーでは1年前の自分と比べ、
はてなマークが減っていたことに嬉しさを感じる
楽しい時間でした。
2日目はキラキラのおひさまの光が降り注ぐ青空。
空模様と会場が変わったせいか、
先生のお言葉を受け止める感覚もまた前日とは違い、
全てに感謝の想いが溢れる幸せな時間でした。

今回特に心に残っているのは、
「シュタイナーはオイリュトミーの時、
 音高、リズム、拍子、調子、メロディーなど
 すべての要素を分けて取り出し、それぞれ考え、練習し、
 最後に『(全うした)わたし』として表現する!と言っていた」
「オイリュトミーで、そしてライアーも一緒に
『夢を見ながら目覚めることを目指したい!』」
のお言葉です。昨年の講座の時にも田原先生が

「目覚めた音で(弾いて)!」
何度もおっしゃられていたことを思い出し、
意識していきたいなと思いました。
全身を使って熱く教えてくださった田原先生、開催、
ご準備くださいました芝山さん、リーダー会はじめ
メンバーのみなさま、ご一緒にご参加のみなさま、豊かな時間をありがとうございました。(Hiromis)

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田原先生の講座を終えて、咲き始めた庭の花々を見る時、
草取りをして土に触れる時、家事をしてる時、、
色々なシーンで『呼吸には二つの恵みがある』の言葉が
思い出され、この呼吸によって生かされている、
護られているのだと実感し、同時に、生きて体を動かしている、それを指示してるのは誰!?私!?私って誰!?
不思議スポットに入ったような感覚になったり、
目に見えないことにこその本質に想いを馳せたりしています。

また、言葉のオイリュトミーが好きだなぁと
あらためて感じた講座でもありました。

ライアーでは、秋のコンサートの予定曲「Pavane」を
ご指導頂きましたが、
注意点をあれやこれや考えながら弾いていると、
だんだんと音が小さくなっていき、、なんとも不甲斐ない。。

でも段々と、アルトのリズムを感じるようになり、
三度の和音の層を意識したり、フレーズの区切りによる
メロディの流れの違いなど、
平面に並んでいる音符がひらり~と立ち上がり、
まるで音符がオイリュトミーしてる!ように感じた一幕もあり、
音楽を作っていく過程の中に身を置けた事は、
貴重な体験となりました。

そして今、私の中に芽生えた大きな夢…

いつかいつの日にか、その年の課題曲を私たちが演奏して、
先生がオイリュトミーする…

なんと大胆な!ですが、想像するだけで幸せ気分に
浸っています。

今年も心に残るたくさんのご指導を頂きましたこと、
感謝しております。ありがとうございました。(Yasu)

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毎春 楽しみにしている田原さんの講座。 
今年も開催していただき ありがとうございました。
覚え書きになりますが、忘れないように。
珍しく ライアーを弾くことから始まりました~♪♪♪

 まずは グリッサンド 
 地の下からくる音~浮力⇑⇑⇑~さらに上がってゆく~、 
 天からくる音~重力⇓⇓⇓~地の下へ~ 
 弦の太さ 細さ、 音の重さ 軽さ を意識。
 外からくるもの(音)を全身で(手の指の先から、
 頭の上から、足のつま先から)キャッチして 内に入れる。
 内にあるものを全身から外へ出す。
 3音のグリッサンド
1.      3音弾き次の弦に指を止め その音を浸透させる
  (意識もそこにある)
2.      3音弾いて次の弦に指を止めたまま 意識を空間に放す

  1.     3音弾いたら 指も弦から離して、音の広がりを意識  
     腕を翼を広げるように動かして 
       会場内に音が満ちるように~ シ ド ミ   
     上に上がりたい不安定さをもつシ ~ 
    上に行くしかない 底の音 落ち着く音 
    決意のあるド ~ 空間にあるミ 曲については、 
    どのような音楽が始まるのかを先に捕えてから 
    弾き始めること。 
    PAVANEでは、ソプラノは アルトの音を内に刻みながら、
    自由に歌います 
    〈貴婦人が上から見渡しているような感じで始まる〉・・・
    そして、全体としては  

動きを感じてから~ 
高いところで響く音を意識してから~音にする。 
☆動きのある音にする
☆背中を意識すること、 背後からくる音 上下の音は背骨を意識
 
肩甲骨を動かして~
☆意味ある音 意思ある音にする。 etc.~


先生は、アルトの弾き方や終わり方を元のピアノ譜から考えて
変更されました。 『原本を見ることは大切』 と。
つくばライアーの響きヴァージョンとして 
変更しても良いでしょう~と。  
私達だけでは 楽譜を変更するなど考えられなかったことです。 さらに素敵な楽譜になって 感謝です。 

『今やっていることは 一つの提案です。
これからもっとこの曲を仕上げていって欲しい。』 
ということを言われました。 
今まで 講座でのことを忘れないように~とは
思っていましたけれど、
これからさらに~ という意識はなかったことに気付き、
ちょっと反省。 

インターバルについて  
1度は、地面に行き当たる強固なドド  
2度では、ドラム缶の中を壁に当たらないように通るドレ ・・・・・ 
7度では引き裂かれる不安定な感じのドシ  
そして 新しい(高い)ド~ド  

曲の中でこれを意識して音にするのは、なかなか難しいですが、
ライアーなら 
意識を持つと響きが変わることを期待しています。

言葉のオイリュトミーも充実していました。 
この言葉は 前にも動いた~と思っても 
忘れているゲーテの「護符」と、八木重吉の「不思議」。  
フォルムを写真に撮るという技もあり、終わってから 
言葉を教えて頂きました。

調べてLINEで送ってくださったFuji、芝山さん、フォルムを送ってくださったHirosありがとうございました。
普段 オイリュトミーを動くことがないので、
フォルムを動きながら 
手の動きも付けるのは なかなか難しく、
重~い体と運動不足を実感・・・

普段のクラスの中で、1と 2 に分かれ 
左右前後に流れるように動くことを続けていると、
お互いの気配を感じ取ったり、呼吸を意識して合わせたり、
きれいな円を保てているか全体を見ることにもなり、
アンサンブルに必要なことが自然に身につくと思います。
今回 作成されて一年目のアフロディーテの竪琴のライアーを
持っていきました。 
ザーレムライアーとは違う響き方だと感じるライアーに、
一年してもまだ 
どうしたら好みの?
響きが出せるの~と迷うところがあったのですが、
この講座でグリッサンドをしてから 気にならなくなりました。 
私にとって 音が大きく感じるライアーなので、
普段 家では 一音一音しっかりしたグリッサンドが
出来ていなかったのではないか と思います。 
良い響きのライアーに育てるために、
グリッサンド・・・大切ですね。
田原先生 皆さま 貴重な2日間を ありがとうございました。           (Naomi)

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~♪田原さんライアーW.S.2025に参加して~

2006年から数えて、15回目になりますライアーワークショップ、1日目は26名、2日目は21名のご参加でした。

田原さん、遠くから2日間の熱心なご指導を、
ありがとうございました。
毎回春の始まりに頂く、田原さんからの多くのパワー、
エネルギーは、1年中私達の中に脈々と流れ続けていきます。

遠方より通信会員のKさん、Kaoさん、Youさん、Kyosさんも、毎年ご参加いただき感謝しています。東京からKroさん、
ラララカノンのHirokも初めてのご参加で、
はづきもご多忙な中ご一緒できて嬉しかったです。
この講座は、はづきが、田原さんにつくばに是非!と
お声がけ頂いたことで始まったのです。

課題曲3曲は、今年1月から各クラスで、
毎回練習を続けていました。

昨年フォーレ没後100年の年で、
今年は生誕180年の年に当たります。

大変美しい数多くの曲を残したフォーレですが、
ライアー用に編曲された
アナ・クーパーさんの「パヴァーヌ」の楽譜が最近出版されて、
今年25周年を迎える秋の定期コンサートで、
是非、皆さんと演奏したいと思いました。

その為には、田原さんにご指導いただけたら、、と
課題曲にいかがでしょうと
お願いしてみましたら、快くお引き受け頂きました。

講座では、ピアノの原曲をよく勉強して変化をつけながら
工夫していくことを学びました。
これから深めていけたらと思います。

言葉のオイリュトミー「不思議」も、たっぷり体験できました。
子音や母音の動きを交えて言葉を動くことは、音楽とは別物で、身体の芯の部分が引き締まるような感覚があり、
すっきりとした心地良さを感じました。

昨年同様指が動く前に心が動く』『音と音の間に心を込める』というお言葉を忘れずに、、。

田原さんとの観光、食事や通信会員の方々の送迎等、ご協力いただいたYasu、おさちゃん、Marit、のんのん、
渡辺さん、Fuji、Seiko、Naoはじめメンバーの皆さん、
大変お世話になりありがとうございました。
また来年も多くの皆さんと豊かな時間を共有できますことを楽しみにしています。       (芝山恭子)

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