井手芳弘氏 ライアーメンテナンス講座
2018.8.3 松代交流センター音楽室
福岡にあるお店「ぺロル」オーナーの井手芳弘氏を初めてつくばにお迎えして、ライアーメンテナンス講座を開催しました。ミュージック・ケア全国セミナー「つくば」出店の為つくば市にご来訪ということで、お声掛け頂き講座が実現しました。ライアー響会の東京、埼玉の方々、下妻ライアークラブ&ひたちライアーの奏&ティンクルライアーMitoメンバー、つくばメンバー合わせて18名の皆さんにご参加頂き、盛会でした。
キンダ―ハープ2台、ソプラノライアー8台、アルトライアー1台、それぞれ気になることがある方々が持参されました。
参加者の皆さんからの質問にお応えいただきながら、楽器のメーカーや木の種類などの説明後、弦の張り替えをして頂きました。張り方も間近でご覧になれて、良かったと思います。
楽器に使われている木の木目の組み合わせも、割れないように、木目の方向を考えて作られているというお話も興味深かったです。錆びた弦には、一番細かいスチールウールを使って軽く磨いたり、柑橘系のテレピン油を使って、汚れを落とすなど、実際に実演を交えて手入れの仕方を教わりました。
弦の張り換え時期については、人それぞれとのこと、、音の響きが鈍くなったと感じて、換えたくなったら交換するという感じのようです。中には全く換えない方もあるとか、、。
緩くなってしまった弦については、ピンを緩めてから一巻きだけ抜き取ってからピンを回す方法で、ピンが深く入って締まり、緩みにくくなるそうです。ソプラノ&アルト各1台ずつ+アルファ、ほとんど全ての弦の作業で、2時間の講座終了後も18時までかかり、休憩なしで汗だくになりながら真摯にメンテナンスまでして下さいました。
その後、『カフェ・デ・エレガンス』にて、井手さんを囲んで、8名の皆さんの参加で、ボサノバ・ライヴが流れる中、ディナーを味わい、ドイツのザーレム工房やニーダーさんのお話等を伺いながら楽しく歓談しました。
8月4日~5日、つくば国際会議場でのミュージック・ケア全国セミナー開催中、出店されましたが、ミュージック・ケア会員でなくてもお店に出入りできると伺い、沢山の珍しい楽器や音に触れて楽しむことができました。4日には井手さんとはづき、Fujiでコロイの笛の即興演奏を披露されたとか、、。5日にも急きょ、井手さんの笛と歌との初共演が実現しました。Yasu、Fujiと私のライアートリオでアイリッシュや日本の曲を合わせて5曲、ご一緒できて、本当に楽しかったです。応援&お買物に駆けつけて下さいました皆さん、ありがとうございました。(←写真:Seiko撮影)
その後の休憩時間に、思いがけず、噂に聞いてこられたという、「ウエストハウス」で、ランチ&花火付の巨大パフェを5人で味わった後、短い時間でしたが宇宙センターもFujiと共に、ご案内できました。
6日は出店のご予定がなくなり時間ができたからと、早朝から午後1時半頃まで、長時間に渡り休憩なしで、ホテルのロビーで、Fuji、Yasuの楽器の弦の張り換えもして頂きました。その間、3人で色々とお話も伺えて充実した楽しい時間でした。その後、久しぶりにNokotaも合流され、桃がお好きと伺い、「フルーツピークス」でランチ&桃のパフェも堪能して頂くことができました。それからホームセンターで足りない工具を調達後、国際会議場で、お店の品々の梱包発送作業後に、18時過ぎまで残りの弦張り替え作業をという、かなりのハードスケジュールでしたが、井手さんは自然体で全てを楽しんでいらっしゃるご様子でした。
井手さん、今回は長い時間、大変お世話になり、本当にありがとうございました。
ぺロルさんには、これまで、日頃から多くの皆さんが何かと大変お世話になっていましたが、井手さんにお会いするのは初めてというメンバーが多く、とても気さくで、親しみやすい方と井手さんファンが急増中です。
また是非、機会がありましたら、いつでも大歓迎ですので、メンバー一同心よりお待ちしています。(芝山恭子)