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根本裕美さん追悼文集Ⅲ2021年6月

★裕美さんへ

裕美さん、今、そちらの世界で、どんなことをしていますか。

きっと、忙しい毎日で
元気に飛び回っているのではないでしょうか。

本当にお世話になったのに、何のお返しもできないまま、、、。

はじめて裕美さんとゆっくりお話したのは、
ライアー東京が開催されるようになって
間もない頃だったと思います。momoさんもご一緒に、
会場の廊下のベンチで夕食を食べた時、
和気あいあいとした会話の中で、裕美さんと私が同い歳だということが判明し、とても親しみを覚えました。

それから、講座のたびにいろいろお世話になりましたね。

いつも明るく、ユーモア溢れる裕美さんは
ライアー響会のムードメーカーでした。

改めて感謝したいことが、ふたつがあります。

まず、ひとつ目。先日14歳になった絶賛思春期
・反抗期の息子が、生まれて数か月の時のこと。
裕美さんが、芝山さん、桃原さんとご一緒に東京まで
生地の調達に来られ、
その帰りに自宅に遊びに来てくれましたね。

あの時、裕美さんが手作りの水色の服を着た可愛い
「ぽあぽあマリア」をプレゼントしてくださったでしょ。
忙しい中、わざわざ作ってくださり、感激しました。
とっても嬉しかったです。
「マリーちゃん」と名付け、息子はその手や頭を
ガジガジと噛みつつも可愛がり、喜んで遊びました。

そして二つ目は、その後、ライアーカバーの制作を
お願いした時です。
裕美さんがつくばの皆さんに素敵なライアーカバーを
作っていらっしゃるのを知った、私。「ぜひ」とお願いすると、快く引き受けてくれましたね。自分は不器用なくせに
注文の多い私を唸らせる、完璧なカバーが完成し、
びっくり! 細部までそれは丁寧に作ってくれて、
最高級ブランドの仕上げ並み。
何年経っても丈夫で使いやすく、本当に助かっています。

そして、頼んでいないのに、皮でできた
名前入りのキーホルダーまで付けてくれて、、、。
裕美さんの愛情を感じました。

マリーちゃんを抱くたび、ライアーカバーに触れるたび、
私は愛を感じています。
裕美さんの手仕事って、本当に凄い。
裕美さんのライアーの響きは、そんな手仕事と同じように、
あたたかく繊細な響きでしたね。
私も、そんな風に心を込めてライアーを奏で、
誰かに届けることができたらと思います。
裕美さんの溢れる愛と丁寧な仕事ぶりから、
私は勇気と情熱を受け取りました。「ありがとう、ありがとう、ありがとう、、、。裕美さん、どうもありがとう!!!」

「つくばライアーの響き」の皆さまへ

ご無沙汰しています。私は、以前、つくばライアーの響きの
定期演奏会で、芝山さん、momoさんと共に、
ジョン・ビリング氏のLight on the Lakeなどを演奏させていただきましたN.K.です。

皆さんは、私よりずっと裕美さんの存在を身近に感じられ、
私よりずっと長くお付き合いしてこられた筈。
濃厚な時間の中で育まれた絆を思うと、
その悲しみはいかばかりかとお察しします。

裕美さんの追討文集Ⅰを読ませていただきました。
本当に多彩な方だったのですね。
そして、つくばの『星のハーモニー』での活動を知り、
素晴らしいと思いました。
そこで育ったのんのんの娘さんが、裕美さんに憧れて
シュタイナーの子ども園の先生となられ、
働いていらっしゃるとのこと。次の世代に、
かけがえのない夢のバトンを渡されたのですね。

芝山さんが書かれていたように、
裕美さんは多方面に渡りご活躍で、
10人分くらいの働きをされたと、私も思います。

訃報を知り、裕美さんが書かれたお手紙を読んでも、
私は何が何だか理解できませんでした。

なぜなら、裕美さんの文章が「NHK朝ドラ「スカーレット」の
たけし君のような心境で、元気に過ごしています」
「本当にありがとうございます。これからも宜しくお願いします。」と現在形で書かれていたからです。

私だったら、どんな風に文章を書いただろうと思いました。
「今まで、ありがとうございました。」と過去形にして
別れを告げたのではないか。裕美さんが現在形で、
しかも「宜しくお願いします」と書かれたのは、
皆さんと別れたくなかったことの証のように
思えてなりませんでした。

良く眠れない日々を過ごしていたある日、私は、ふと、
あのマリーちゃんを思い出し玄関に飾りました。

そして、5月16日に開催される
「ライアーのオリジナル曲を弾こう!」で弾く曲を
練習する日々を過ごしていました。その講座は、
裕美さんが天に召されてから、はじめて開かれる講座でした。

前日のことです。玄関の前を通ると、マリーちゃんが
「連れてって」と私を呼び止めたのです。
バックの中に入れて連れていくだけでも良かったのですが、
せっかくなら椅子に座ってもらい妖精の子
(小さなキンダーハープ)も添え、
裕美さんにもライアーを奏でてもらえたらと、
講座担当の芝山さんに相談しました。
そして、講師のOさんにご快諾いただき、
当日マリーちゃんを飾ることになりました。

講座が始まり、皆さんが裕美さんの事を語られる中、
私はずっと気配を感じていました。
裕美さんが「ごめん、ごめん、遅くなって、、、。」と、
笑顔でドアを開けて入って来るような気さえしました。

Oさんが裕美さんに為に作られた素敵な曲を、
皆さんと共に演奏できたことは、
私自身の慰めとなりました。
また、悲しみを分かち合えたことは、救いでした。
とてもありがたかったです。音楽の癒しの力ですね。

しかし、この講座で得たものは、
それだけではありませんでした。今まで感じたことのないほど、
天の世界が身近に感じられたのです。たくさんの講座で、
「宇宙を感じよう」「天に届くように響かせよう」などの、
イメージをいただいてきました。
でも、私にとって天は果てしなく遠く、
正直つながりを実感できたことはありませんでした。

皆で裕美さんを思い奏でている時、裕美さんが
天から降りてきてくれて天の響きが会場に広がったのか、
或いは私たちが天に昇っていき
地上のライアーの音が天で響いたのか、、、。
天の世界と地上の世界の境界線がなくなり、
どこまでもあたたかく広がる大いなる響きに
包まれるような体験でした。

裕美さんは、私たちに天界が遠い世界ではないことを
体験させてくれたように思います。
それは、ライアーを弾く上で
一番大切な体験だったかもしれません。
裕美さんの人生の物語の最終章は、
ライアーを弾く皆に素晴らしい贈り物を届けてくれたのです。
周囲の人々に愛を与え続けた裕美さんらしく。
ビリング氏は、次のように言っています。

「大西洋を渡った世界も私たちの世界の一部であり、
私たちの世界もそちらの世界の一部である。
同様に天使や、天に召された人の世界も
そんなに遠い世界ではない。とりわけ音楽が鳴る時には。
だから、音楽を鳴らそう。」

今、この文章を書いている私の隣にマリーちゃんがいます。
そして「皆、元気を出して」と言っているような気がします。
涙が枯れたら、裕美さんのあの手のあたたかさを背中に感じ、
歩いていきましょう。
ライアーを響かせる時、
私たちは裕美さんと共に生きることができるのですから。 
(N.K.)

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根本 裕美さんへ 6月12日                              

えっ?裕美さんが・・・? 知らせが届き、
にわかに信じられず、気持ちも落ち着かない中、
何とか日帰りできる!
と日立に向かい、新幹線の窓に広がる春の穏やかな風景を
ぼんやりと眺めながら、
裕美さんのことが思えてなりませんでした。
そんな私に、旋律がどこからか降ってきたように
次々と浮かんできて、持っていたノートに書きとめました。
その旋律たちは、裕美さんからのメッセージのように
思えました。
旋律を反芻する私には、たおやかに裾野が広がる
富士山のうつくしさがことのほか心に沁みました。
きっと裕美さんが私を日立に招いてくださっているんだ・・・
と感じたことでした。

日立のご自宅の和室で、棺の中にいらっしゃる
裕美さんとお会いしました。
美しいお顔ですやすやと眠っておられるようでした。
あたたかな空気がお部屋に満ちていました。
八幡さんが、裕美さんは白雪姫のようだったと言われましたが、そのとおりだと思いました。

青い空、レース模様のように白い波が立つ、
どこまでも青い海、小鳥のさえずり、
すべてが、もっとも聖なるときを最大の美しさをもって
うたっているようでした。
その日は、ほんとうに、夢を見ているような特別な一日でした。

家に帰ってさっそく、ノートに書きとめた5つの旋律を
まとめて、「春の一日」というタイトルをつけました。
それぞれの曲は、
「1春のカノン II思い出 Ⅲ悲しみ Ⅳ呼び声 
 Ⅴフィナーレ・・・そしてはじまり」としました。
裕美さん、この曲を裕美さんにお捧げさせてくださいね。

さてその日から、早、ふた月が過ぎました。
裕美さんのことを思い出していると、
なんだか裕美さんがすぐそばにおられるような感覚になります。
裕美さーん、と呼ぶと、はーい、ここいますよー、
とどこからかお返事が聞こえてきそうです。
裕美さんは天にお引越しされ、自由に光の中で憩っておられる。
そんな裕美さんの息遣いがなんだか聞こえるような気がします。新しいお住まいで、たくさんのお人形を作り、おうたを歌い、
ライアーを奏でておられる姿が目に浮かびます。
裕美さんのまわりにはたくさんの子どもたち。
みんな目を輝かせてうれしそうにしています。
裕美さんの目もきらきら輝いています。
ピンクのほっべたには微笑みが浮かんでいます。
あたりには光があふれています。
いろんな色、ありとあらゆる色のとうめいな光です。
とろけるようにうっとりとなっている子もいます。

裕美さん、こちらでの毎日、ほんとうにおつかれさまでした。
そして、こちらでほんとうにたくさんの働きをして
くださったこと、こころからありがとうございました。

天ですてきな作品をいっぱい作ってくださいね。
そして、あたたかな響きをいっぱい奏でてくださいね。
こちらにいるわたしたちも、心の耳をすまして、
裕美さんの響き、
裕美さんの祈りを受け取ることができますように。

わたしたちの響きもどうか裕美さんのところに届きますように。竪琴の弦が天と地を繋いでくれますように。
響きが次元を超えて共鳴し、響き合いますように。
裕美さんの魂が天の憩いの中でさらに輝かれますよう、
お祈りいたします。(J.O.)

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Leier-Moon No.225

~10月28日(木)10時半~12時 
平井久仁子先生の歌の講座、開催予定です~

昨年に引き続き、平井久仁子先生の
「アンカヴァーリング・ザ・ヴォイス発声法」講座を
開催予定です。 
会場はつくば市内の予定です。
詳細は8月以降にお知らせします。

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~♪つくばライアーの響き20周年記念 
                         交流コンサート について♪~
2021年7月11日(日)つくば市ふれあいプラザ 
多目的ホールにて、つくばライアーの響き20周年記念
交流コンサートを予定しておりましたが、
開催は見送ることになりました。

東京で緊急事態宣言が延長されることが決まり、
今だに感染がなかなか収まらない状況が続いています。

最近では変異ウィルス脅威のニュースも
多く聞かれるようになりました。

ワクチンもまだまだ行き渡らない中で50名余り
一同に会すことは、厳しいと判断をしました。

それぞれのグループの皆さんが、長い間練習や準備をされて
楽しみにして下さっていましたので、
何とか開催できないかと、ここ数日間、
様々な可能性を探ってみましたが、
結局確実な感染対策はできない為、
解決策は見つかりませんでした。
とても残念ではありますが、皆さんの安全の為に
今回の開催は見送りますこと、どうぞご了承下さい。
つくばメンバーの皆さんとは、
7月の各クラスで予定曲等を演奏し、
ささやかにお祝いしたいと思います。

その代わりに、根本裕美さんの一周忌の後、
今の所、来年4月24日(日)に、20周年は関係なく、
新たな企画として「裕美さんの追悼&交流コンサート」
開催したいと思います。

小野純子さん作曲の追悼曲「春の一日」も全曲、
多くの皆さんと奏でられたら幸いです。

来春、安心して皆さんとお会いして
ご一緒にアンサンブルできますように〜。
今度こそ、楽しみにしています。                 

つくばライアーの響き♪ 
   芝山 恭子

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~ティンクルライアーMito 10周年記念コンサート in 笠間の家~

今年11月6日に、10周年記念コンサート「笠間の家」
開催します。

コロナの影響で、たくさんのお客様をお呼びすることは
できませんが、午前と午後の2回公演にして、
どちらも15名様限定での開催となります。
先行予約を承りますので、よろしければ、
お運び下さいませ。(^^)

ティンクルライアーMito♪ Keikom

*ティンクルライアーMitoの皆さん

10周年おめでとうございます!!
コンサート楽しみですね。
益々のご活躍をお祈りしています。

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~  今 後 の 予 定 と お 知 ら せ ~

♪ 手代木クラス(松代交流センター 音楽室)     
  6/10,24(木)10:00~13:00  

♪ アンサンブルクラス(並木交流センター 音楽室)
  6/29(火)10:00~13:00  

♪ リーダー会 (松代交流センター 音楽室)   
  6/17(木)12:00~15:00 

♪ 日曜クラス (竹園交流センター 大会議室)  
  6/6 12:30~, /4(日)12:30~ 

♪ オルフェクラス(オルフェの庭)        
  未定 (水)10:30~15:00 

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♪ ひたちライアーの奏(豊良台団地集会所)   
 6/3,10,17,24(木)10:00~13:00

♪ いわきライアーリング (磐城教会)        
 6/11(金), 6/22(火)13:00~16:00  

♪ ティンクルライアーMito(常磐市民センター) 
 6/6,27(日) 13:30~(リーダー Keikom

♪ ライアーアンサンブルドルチェ(白河・Kさん宅)
 6/11(金)19:30~

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♪ くらむぼんの会(新百合ベルクレエスタジオ)
  7/26(月)10:30~12:30 

**************************************************************************<講 座>

6/6(日)9:30~11:00 つくばオイリュトミーの会 
竹園交流センターホール 講師 はたりえこ先生

6/12(土)13:00~ サークルわ オイリュトミー 
水戸市稲荷第2市民センター 講師 小川陽子先生

 シュタイナー算数アート&子どものアート~Nokota    https://ameblo.jp/artdesupport/

◆ウォルドルフ人形講師 Hisa  trtr_rose_sako@hotmail.com

お問合せ 芝山  E-mail  leiermoon@gmail.com

<Leier Moon毎月発行>   2021年6月1日(火)芝山 恭子

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☆彡 カルチャーセンターライアークラス♪  
♪よみうりカルチャー柏  
7月より 第1・第3水曜日10時半~12時 
開講予定 受講者募集中

♪よみうりカルチャー柏  第2・第4金曜日 10時半~12時 https://www.ync.ne.jp/kashiwa/kouza/202004-09374001.htm

♪NHK文化センター柏教室  第2・第4金曜日 13時半~15時 https://www.nhk-cul.co.jp/nhkcc-webapp/web/WKozaKensakuAc.do

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根本裕美さん追悼文集Ⅱ

2021年5月
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「裕美さんを偲んで」

今年26歳になる私は、現在シュタイナーこども園に勤め、
今後の未来を担う小さな子どもたちと、
毎日喜びに満ちた日々を過ごしています。
私自身、シュタイナー学校で学んだことは一度もないのですが、
幼い頃から母にくっついて連れて行って貰っていた
「星のハーモニー」での体験は私の中の心の栄養として、
しっかりと根付いているように思います。

そんな素晴らしい活動を支えるスタッフさんたちの中に、
裕美さんはいました。
幼いながらに人の印象というものは
なんとなく感じているもので、
テキパキと動きながらも、場に明るさをもたらし、
いつも笑顔でコロコロと笑っているような方でした。
ライアーを弾く姿も、ライゲンをされる姿も、
手仕事を教えて下さるときも、そこには裕美さんの信念があり、
今思えば私にとっては、体験はもちろんですが
「そこで何をしていたか」というよりも、
そのはたらく姿そのものを感覚として
学んでいたように感じます。

成人してから、久しぶりに星のハーモニーへ、
今度は少しばかりお手伝いをしに行く機会がありました。
クリスマスの時期、丁度アドベントガーデンの日でした。
なんと、真っ暗な闇の中に、最初の光を灯す
マリア様という大役を私に任せていただいたのです。
幼い頃からこの「りんごろうそく」は何かとても神聖で、
特別な空間がありとても好きでした。
マリア様が足音もなくあらわれ、光を灯してまた去っていく…
子どもの私には本物の天使さま(マリア様ですが、
天使のような存在にみえたので)と信じて疑うことは
ありませんでした。
大人になって、自分がこの役をするときになって初めて、
裕美さんから「世代交代だね〜」と衣装を貸していただき、
あの存在は裕美さんだったのか、と理解しました。(笑)
決して子ども騙しで無い、本物を体験することの意味が、
自分自身を通して今、
確実に実っていることを日々感じています。

そんな裕美さんの姿をみてか、知らず知らずのうちに
シュタイナー幼稚園で働くことを心に決めて、
実際に4年前からシュタイナー幼児教育の現場に助手として。
昨年より教師としての歩みを始めました。
裕美さんからいただいたエッセンスを胸に、
今度は私が信念をもって、子どもたちの傍らに立ち、
健やかな育ちを守っていきたいです。
本当に天使になってしまった裕美さん…
私たちを見守っていてくださいね。
心よりご冥福をお祈りいたします。                     (M.N.)
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「根本裕美さんを偲んで」

いつも明るく快活で、大きなくるくるの瞳をキラキラさせて、
ライアー響会で、チャキチャキお世話をして下さった裕美さん。
あんなに若々しく元気そのものだった裕美さんが、
ご病気で急逝されたこと、今でも信じられない気持ちです。

裕美さんとは、北アイルランドでのライアー世界大会や、
その大会前の練習を兼ねたライアーオーケストラの合宿、
ライアー教師のためのコース(一期生)なども
ご一緒させて頂きました。
 合宿の夜の相部屋での雑談の中で、
「ライアー以外の趣味は?」という話になり、
皆さん、バレエやフルートなど多才で驚いたのですが、
一番驚いたのは、裕美さんの「バイクでツーリング」でした!
 あんなに小柄でかわいらしい裕美さんが、
大きなバイクで風を切って走る姿は、とても意外でしたが、
裕美さんのスピード感あふれる行動には、
ぴったりなのかもしれないな、とも思いました。

多才な裕美さんは、ライアー世界大会のフォトブックを
作成して、皆に披露して下さったり、
つくばのお仲間の方々の衣装やライアーカバーを作られたり、
ウォルドルフ人形作りの活動をされたり、
ライアー響会の会計など、マルチなご活躍で、
あちこちで引っぱりだこだったことと思います。

2019年の4月、裕美さんが学ばれていた、
泉本信子先生のライアーコース三期生の
修了コンサートを聴きに行かせて頂きました。
その時聴いた、裕美さんのソロ演奏の音色が、
あまりにも繊細で驚きました。
いつも元気印の裕美さんとは対照的に、
ライアーの音色はppp(ピアニシシモ)を
とても美しく響かせていらして、とても素敵な演奏でした。

裕美さんの自然体な姿は、日常で疲れ切ってしまった時など、
ライアー響会への足取りがちょっと重くなってしまった時などでも、裕美さんにお会いすると、元気を頂けました。
「あるがまま」でいいんだよ。
と励まされている気持ちになりました。
 そして、裕美さんはいつも集合写真や講座の写真を
撮って下さったり、
海外からお招きしたジョン・ビリングさんや、
トーマス・ペドローリさんとの活き活きしたやり取り通して、
ライアー活動にわくわく感を加えて下さっていたのも、
裕美さんならではでした。

ライアーユースの会で、私が娘を連れて、参加した時も、
(小3、小4の時、計2回参加)
娘にお菓子を持ってきて下さったり、
気さくに話しかけて下さり、
娘の緊張をほぐして下さったのも裕美さんでした。
演奏発表後も、娘に肯定的なコメントをして下さって、
前向きな力を頂けました。
裕美さんが幼稚園の先生だった姿を
垣間見れたような気がしました。

 先日(5月16日(日)は、ライアー響会の
「ライアーのオリジナル曲を弾こう!」という講座で、
講師の小野純子さんが、裕美さんを偲んで作られたという
「春のカノン」を皆で弾きました。
のびやかに踊っているような音楽が、
きっと天国の裕美さんにも届いたことと思います。

裕美さん、どうかこれからも天国で
私たちのライアーの響きを聴いて下さいね。

様々なライアー演奏者のコンサート会場でも、
裕美さんにはたくさんお会いしていて、
裕美さんは「あれは、弾き過ぎてる音(強すぎる音)だよ。」など、
嘘のない率直なご意見を語って下さっていたのも
印象に残っています。

ライアーの音色には、自他共にとても厳しかった裕美さんに
喜んで頂けるような音作りを、
今後一層励んで精進していけたら、と思っています。
裕美さん、どうかこれからも天国で見守っていてくださいね♪          (Yukom)

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~「裕美さん」

裕美さんと私が初めてお話ししたのは、
3年前2018年4月につくばで行われた、
平井久仁子先生の歌の講座の後のランチのお店でした。
参加されたみなさまは雲の上のような存在の方々でしたので、
楽しいけれど少し緊張していました。
そんな時、裕美さんがニコニコの笑顔で「どうぞ〜」と、
私の名前を呼びながらお水の入ったコップを持って来て、
自己紹介してくださいました。
長い髪をふたつに結んだ姿が愛らしく、
とても嬉しかったことをよく覚えています。

その後定期コンサートや練習、
講座等でご一緒させていただいた際には、
明るく元気で颯爽とされていて、
そしてその合間に話される言葉に笑い声が上がる…
いつも楽しい裕美さんでした。

最後にお話ししたのは、2019年10月の定期コンサートが
終わった後の駐車場で、
ちょうど隣に車を停めていたため、
荷物を積みながら少しお喋りをしました。

先月メンバーのみなさまと裕美さんのご自宅に向かった際、
高速を降りてしばらくすると美しい水色の海が見えてきて
「裕美さんはこの海をいつも見ながら暮らしていたんだなぁ。」と思いました。
そしてご自宅から出棺をお見送りする際に見上げた空は、
どこまでも高く広がる澄んだ青空で、
薄い白い雲が少し流れていました。

「裕美さんの青空だね。裕美さんブルーだね。」と、
お見送りのみなさまが口々におっしゃる声が聞こえ、
「ほんとうにこの空は裕美さんそのものだなぁ。
裕美さんはどこへでも自由に行けて、裕美さんを想えばいつでもきっと来てくれるなぁ。」と感じ、
流れる薄い白い雲が天使のように見えました。

裕美さんとご一緒させていただいた時間は短かったですが、
裕美さんから受け取ったものはとても大きく、
感謝の気持ちでいっぱいです。
そして他の方々がお話しされる裕美さん、
追悼文に書かれている裕美さんから、
さらにたくさんの想いを受け取っています。

裕美さん♡出会ってくださり、そして今も私の心を
深めてくださり、ほんとうにありがとうございます
裕美さんから受け取った色々な想いを胸に、
これからの人生歩んでいきます。     
(Hiros)

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

「裕美さん、ありがとうございました」  

裕美さんと最初にお話したのは、成美教育会館での
ライアーワークショップの帰りの車の中でした。
みんな快い疲れで眠りについているなか、眠気ざましのように、シュタイナー幼稚園ではどんなことをしているのか、
どこが普通の幼稚園と違うのか、という超入門の質問を

繰り出す私に、助手席の裕美さんは
とても丁寧に答えてくださいました。

そういうご縁もあり、拙宅で「星のハーモニー」を
やっていた時は毎月日立から駆けつけてくださり、
本当にたくさんの親子が
その暖かい雰囲気を味わうことができました。

人形作り、羊毛ワーク、水彩、いろいろな自然物を使った
作品づくりなどの手仕事、舞台作り、司会まで、
総合プロデューサーであり、質の高さ、センスの良さは
本当にコンサートや集まりのたびに感心したものです。
手際が悪く気のきかない私はよく叱られましたが、
そんなふうに率直に言ってもらえたことも
貴重な経験になっています。

近年はライアー世界大会にも欠かさず参加され、
とりわけジョン・ビリング氏との深い交流から
つくばでも何度もワークショップが実現したことには感謝!
の一言しかありません。

とても残念なことは、裕美さんが最近真剣に深められていた
ライアーの独奏を聞く機会がなかったこと。
いつか聞ける、がかなわぬことになってしまいました。

いつも元気な裕美さんのイメージしかなかった私は
訃報に最初は人違いかと思ったほどです。

裕美さんが残してくださった数々のこと、
大切にしていこうと思います。

裕美さん、本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。          

(はづき)

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「感謝を込めて」

裕美さん

今はどこを旅していますか?

突然のお別れに、今も思い出しては涙がでてきます。

裕美さんとは、星のハーモニーで初めてお会いして、
家族で本当にお世話になりました。

そしてライアーでは2年前、
金沢に演奏旅行に来て下さったことが、なによりの思い出です。

事前準備では「大丈夫よ~」「わからない事があったら、
いつでも連絡してね」と裕美さんの励ましが、

心強かったです。コンサート当日の練習では、
皆さんとの久しぶりの演奏に感極まってしまい・・

裕美さんが後ろからさっとハンカチを貸して下さいました。

金沢の地で演奏をご一緒できたこと、
あっという間の時間でしたが観光を楽しんで下さったこと、

いつもリヒト金沢を気に掛けて下さったこと、
裕美さんとの大切な大切な思い出です。

娘が頂いたネコの羊毛ブローチ、大切にしますね。

裕美さん、たくさんの愛と笑顔をありがとうございました。                 (Masa) 

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Leier-Moon No.224

~♪訃 報♪~

4月7日根本裕美さんが、突然、天に召されました、、、。
つくばライアーの響き発足当初より、
メンバーとして多大なご協力をいただいた裕美さん、
私たちにとって、かけがえのない大切な存在でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。 
今月より別紙で、裕美さんを偲んで、
追悼文集を掲載いたします。
締切は設けずいつでも結構ですので、
裕美さんとの思い出などお寄せいただけたら幸いです。 

*4月の日曜クラスからしばらくの間、
各クラスの始まりに黙祷を捧げ、小野純子さんからいただいた
裕美さんに思いを馳せて作曲された「春の一日」(五つの組曲)と、裕美さんがお好きだった「彼方の光」を
皆さんで演奏しています。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~♪つくばライアーの響き20周年記念 
         交流コンサートのお知らせ♪~
つくばライアーの響きは昨年7月で、20周年を迎えました。
2021年7月11日(日)つくば市ふれあいプラザ 
多目的ホール
(12時受付/12時半~15時半予定)
メンバー&通信会員の皆さんは、
ご希望の方は全員演奏にご参加いただけます。
全員演奏参加ご希望の方は、5月末日までにお知らせください。
グループ演奏ご参加予定の姉妹グループです。
ひたちライアーの奏、いわきライアーリング、
ティンクルライアーMito、くらむぼんの会(川崎)、
ライアーアンサンブル・ドルチェ(白河)
ラララカノン(つくば)、八ヶ岳ライアー fairy forest、
つくばライアーの響き

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

<今年度 開催予定のライアークラス> 
♪手代木クラス 月2回  第2・第4木曜日 10時~13時 

♪アンサンブルクラス 月1回  第1火曜日 10時~13時 *5月はお休みです。
*竹園クラス→アンサンブルクラスに名称変更しました。
      6月から並木交流センター音楽室で時間も変わりました。

 ♪日曜クラス 月1回       日曜日  12時半~16時(会場と時間は、変更する場合があります)

*松代クラス→日曜クラスに名称変更しました。
     会場は竹園交流センター大会議室です。

*各クラス登録制です。ご希望のクラスにご登録ください。
(会員は単発参加も可)
*詳しい内容は事前に登録メンバーにお知らせします。

※今年度 ♪はじめてライアークラス、♪りっつんクラス、
                         ♪L. Moon Rose は、お休みになります。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*手代木クラスでは、5月にちなんだ候補曲のアンサンブルを
中心にリクエストを頂きながら楽しんで参ります。

5~7月の日曜クラスでは、7月11日(日)に予定している、
20周年記念交流コンサートで、
つくばライアーの響きグループ演奏曲の
☆ミンネリート(P.リーム)☆広い河の岸辺☆いのちの歌の他、

裕美さんの追悼曲として、彼方の光、
全員演奏曲の ゲーリッシュリート、サリーガーデン、
精霊の踊り、グローリア・グローリア、パッフェルベルのカノンを練習予定です。

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~  今 後 の 予 定 と お 知 ら せ ~

♪ 手代木クラス(松代交流センター 音楽室)     
          5/13,27(木)10:00~13:00  

♪ アンサンブルクラス(並木交流センター 音楽室)
            6/1(火)10:00~13:00  *5月はお休み

♪ リーダー会 (竹園交流センター 音楽室)   
            5/20(木)12:00~15:00 

♪ 日曜クラス (竹園交流センター 大会議室)  
            5/23 12:30~, /6(日)12:30~ 

♪ オルフェクラス(オルフェの庭)        
            未定 (水)10:30~15:00 

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♪ ひたちライアーの奏(豊良台団地集会所)   
              5/6,13,20,27(木)10:00~13:00

♪ いわきライアーリング                 
              5/14(金)10:00~13:00  

♪ ティンクルライアーMito(常磐市民センター) 
              5/22(土) 13:30~(リーダー 丸山)

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♪ くらむぼんの会(ポプリホール鶴川 練習室3)
               5/31(月)10:30~12:30 

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~ ラ イ ア ー コ ン サ ート & イベント~ 

<その他の講座&コンサート>

5/9(日)9:30~11:00 つくばオイリュトミーの会 
   竹園交流センターホール 講師 はたりえこ先生

5/8(土)13:00~ サークルわ オイリュトミー 
    水戸市稲荷第2市民センター 講師 小川陽子先生

 

シュタイナー算数アート&子どものアート~Nokota    https://ameblo.jp/artdesupport/

◆ウォルドルフ人形講師 Hisa trtr_rose_sako@hotmail.com

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☆彡 カルチャーセンターライアークラス♪  
♪よみうりカルチャー柏   第2・第4金曜日 10時半~12時 https://www.ync.ne.jp/kashiwa/kouza/202004-09374001.htm

♪NHK文化センター柏教室  第2・第4金曜日 13時半~15時 https://www.nhk-cul.co.jp/nhkcc-webapp/web/WKozaKensakuAc.do

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お問合せ 芝山  E-mail  leiermoon@gmail.com

<Leier Moon毎月発行>   2021年5月1日(土)芝山 恭子

根本裕美さん追悼文集Ⅰ 2021年4月

天使になった裕美さんへ
わたしが裕美さんと初めてお会いしたのは、
2010年10月のつくばライアーの響き定期コンサートでした。
ライアーを始めたばかりのわたしが初めて伺ったコンサート。
その時司会をなさっていらしたのが裕美さんでした。
柔らかなお声と可愛らしいお姿の裕美さんが
ゆったりほっこりと進行をされていて、
真っ白な衣装に包まれた裕美さんはまるで天使のようでした。
それからというもの裕美さんはわたしの憧れとなりました。

裕美さんとわたしは身長が近いせいもあり、
お洋服を作っていただいたり
羊毛で作るお花のネックレスを教えに家まで来ていただいたり、お忙しい裕美さんにお願いばかりしていました。

そして2016年8月にわたしが八ヶ岳へ移住をしてからは
あまりお会いする機会がなかったのですが
2019年の6月と7月に八ヶ岳と安曇野でつくばライアーの響きの
コンサートをしていただけることになり、
その時久しぶりに裕美さんとお会いでき、
わたしの家にもお寄りいただけて、
本当に嬉しかったことを今でも忘れません。
今となってはわたしのかけがえのない想い出となりました。

そして去年の春 
本当にお久しぶりに裕美さんからメールをいただきました。
アナスタシアの本についてのご質問でした。
今思うとその頃からご自分のお身体と
向き合っていたのかもしれません。
いつも元氣であちらこちら飛び回っていらした裕美さんだから、病氣など無縁の方だと思っていました。

そして裕美さんが闘病なさっているとは知らず、
今年1月にわたしから裕美さんへメールをしていました。
その時はとてもお元氣そうにお返事をいただき、
2月になったら少し時間が取れそうなのでまたご連絡しますね。
ということでした。でも2月になっても3月になっても
お返事がなく少し心配をしていました。

最後まで皆に心配をかけたくないという
裕美さんご自身の強い想いがあったのだと思います。
裕美さんへ感謝の氣持ちを直接お伝えしたいと思いましたが、
ご意志を尊重し、裕美さんへは時空を超え
わたしの氣持ちとありがとうをお伝えしました。

裕美さんが最期に「短い人生だったけれど幸せだった」
と仰っていらしたということを伺い心がとても安らぎました。
裕美さんの意識は 決して無くならない 永遠のものだから
わたしの中ではいつも 
可愛いらしい天使のような裕美さんが生きています
裕美さん大好きありがとう〜 
またお会いしましょうね              
Kanon

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ゆみさん、
ライアーを通して出逢い、早20年になります。
いつもはつらつと若々しく、可愛くて、
先生というご職業のこともあってか、
きびきびと色々なことに才能を発揮されていました。

まだ若くて、色々な出逢いを楽しんでいたころの私は、
裕美さんの才能にいつも感心するばかりで、
そんな私にもあたたかく、優しく導いてくれました。

つくばの星ハモでもご一緒しましたし、
たくさんのコンサートにも駆け付けてくださり、
日立でも、東京でも、豊かな想い出ばかりが浮かびます。

また、裕美さんと言えば国際派で
オーストラリアに行っていた話なども
面白く話してくださいました。

ご主人さまとも仲良く、話題にされていたのを覚えています。

裕美さんから学ぶことがたくさんあります。
純子さん、しっかり生きるのよ、
と優しく背中を押してもらえるような、氣がしています。

裕美さんが生きたように、いつもいつも楽しんで、
明るく楽しく穏やかに、そんな風に私も生きたいです。

裕美さんありがとうございました。これからも愛しています。              
Jyuny

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~裕美さん
突然の悲しい知らせに凍りついてしまいました。
信じられない気持ちでいっぱい、笑顔ばかりが目に浮かびます。
裕美さんは覚えてないでしょうね。
私が初めてのつくばライアーの響きコンサートに
参加した時のことです。
演奏はたどたどしく自信ない中、
準備でお手伝いできる事はないか、
と舞台に使用するパネルのためのコピーを引き受けました。
予算も舞台のイメージも何も知らないまま
安易に引き受けたものの拡大コピーは高額なる事が判明、
思案めぐらせグループメールにヘルプしました。
すぐに裕美さんからいい方法を考えましょう、
という返信をいただいた時の安堵感は深く心に残っています。
いつもさりげなく、ざっくばらんに温かく接していただき、
ありがとうございました。
舞台作り、司会、お人形作りなど多才なセンスに溢れてた
裕美さん、素敵な明るい笑顔を忘れません。
心からご冥福をお祈りいたします。                              Seiko

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~追悼の氣持ち
裕美さんが旅立たれましたこと、、、を。
ライアーの響きと共に祈りを深め 静かに受け止めてまいります。
回想される裕美さんの優しいお人柄と笑顔 演奏 オイリュトミーの動きは、ずっと私のこころの中に居てくれます。
いつも心を配ってくださり、明るく愉しく居心地良く過ごさせていただきました。
ライアーを通してご縁を頂きました奇跡に感謝致します。裕美さんたくさんありがとうございました。
                                            Haruk 拝
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

裕美さんとの時間はいつも特別な時間でした。
出会いは、大久保幼稚園の未就園児のためのみどりごクラス。
シュタイナー教育をどうしても体験したくて、
末の息子を連れてバスと電車を乗り継いで通いました。
担任の裕美先生のしつらえた保育室、
手作りの教材、ろうそくのひかりのなかでのライゲンや素話。
親子で裕美先生の大きな懐の中で遊ばせてもらいました。

その後水戸の自宅で始めたお母さんのための
手仕事のサークルでは、
月に1度裕美さんに講師として来ていただきました。
雑草の蔓でリースを作りたい、羊毛から糸を紡ぎたい、
素数の糸掛けをしてみたい…みんなの
どんな無理なリクエストにも答えてくれ、
丁寧な下準備と的確な説明と、明るく辛抱強い指導と励ましで、どんな無器用さんも楽しく作品を作り上げることができました。
「ママの手はなんでもできちゃう魔法の手」の歌のように、
裕美さんはとびきりの「ママの手」を持った
天性の保育者であり、子供も大人も包み込む
大いなる母性の持ち主だったと思います。

その後も、お人形作りで、水戸のオイリュトミーで、
5年前に思い切って始めたライアーで、
フェルトの教室で、裕美さんと
たくさんの素敵な時間を持つことができました。
それは私にとって、安心して未知の世界の扉を開いていける
特別な時間でした。
うかつな私は、そんな時間がこれからも
ずっとずっと続くものだと思っていました。

今、裕美さんとの時間が突然途切れてしまい、
子供のようにおろおろしている私がいます。
もっとこうすればよかった、ああしていれば‥
と思いきりくよくよする私も…。
けれど、裕美さんを想うと、心の中に温かいものを感じます。
「大丈夫、元気出して!」と
裕美さんが励ましてくれているような気がして、
ふっと心が広がっていきます。

ありがとう、裕美さん。
裕美さんからいただいたたくさんのものを大事にしながら、
限りある命を精一杯生きていこうと思っています。
Jyunm
                                          ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~裕美さんとの思い出  その1
星のハーモニー


裕美さんとの思い出を辿る上で欠かせないのは 
なんといっても 星のハーモニーでの事です。 
季節のライゲンや手遊び、お話しや人形劇、そして手仕事…
日立からの遠い道のりを つくばまで 
本当によく通ってくれて実践してくださいました。
末の娘が小さい頃は親子で参加させていただき、
後には ささやかながら お手伝いのスタッフとして 
あの時間 あの空間を共に過ごし 
その恩恵をたっぷりと味わわせていただきました。
裕美さんの澄んだ良く通る声で語られるライゲンは、
今でも耳に残っています。
特に印象深いのは 「ミツバチのライゲン」
裕美さんが、「さあ、みんなで原っぱに飛び出そう!」と
指をたて手を掲げると 私達は 本当にミツバチになって 
ブンブン言いながらマーガレットや
クローバーの花々の蜜を夢中で集めてまわり 
その蜜の甘さや重さを感じたものです。
毎回丁寧に準備されての活動は、
シュタイナーのエッセンスの詰まった宝物のような体験で 
裕美さんならではの職人芸的な才能が遺憾なく
発揮されていたなあと改めて思います。
その惜しみない献身に 心から感謝の気持ちでいっぱいです。
私達の胸には たしかなものが宿り、
私達のまわりに広がる世界が美しいものである事、
素晴らしいものにあふれている事を思い出させてくれました。
娘は 小学生の時の文集に、将来の夢は
「シュタイナー幼稚園の先生になりたい」と書いていました。
その想いに導かれて、本当に今 
シュタイナーの子ども園で働いています!
シュタイナーの学校で学んだ事はない娘にとって 
星のハーモニーでの体験が原点であり 
裕美さんの姿は憧れであり、モデルであったのだと思います。
そして もちろん私にとっても 
かけがえのない珠玉のような体験はずっと宝物であり、
今に息づいています。
のんのん                                           

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~美しく光る

どの瞬間にも裕美さんは惜しみなくエネルギーを注ぎ込み、
その空間はいつも美しく光っていました。
子供たちはもちろん大人たちも
裕美さんの手から生まれる作品には思わず微笑み、
優しくしてくれました。
コンサートの司会ではいつも聞く人が分かりやすいように
ユーモアも交えて語りかけ、
小物楽器も出番が来た時にスムーズに使えるように
置場所も一工夫がされていて、
そしてライアーに持ち変えて何事もなかったかのように
響きの中に入っていく様子は何気なく見えるようで、
それは本当に凄いことで、
妖精さんでなければ出来ないと思うほど!
裕美さん、たくさんの贈り物をありがとうございます。
これからも裕美さんの美しく光るエネルギーの
温もりを感じながら皆で響き合えたらと願っています⭐
Marit     
                                               ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~まだまだ信じられない気持ちが強く、
追悼文を綴る気持ちになれなかったのが本音ですが、
思い出を一つ一つ思い浮かべるたびに、
裕美さんの存在感が生前のままなので、
なぜなの?なぜ裕美さんなの?と混乱してしまいます。

裕美さんには、本当にいろいろなことを教えていただきました。思い出を綴るとキリがありません。

ティンクルライアーM itoを水戸で立ち上げた時、
5年にわたり講師をつとめて頂き、
練習はもとよりコンサートの企画や、
衣装の制作までお世話になり、
今年10周年を迎えることができたのは、
裕美さんのご協力がなければ叶わなかったことだと
思っています。何度となく、ティンクルのコンサートにも
ご参加くださいました。

水戸でミニコンサートをした時に、
オカリナのすとうまきこさんとのコラボで、
裕美さんと「いつも何度でも」を
デュエットしたことがあります。
その時の練習風景を録音した音源を見つけました。
裕美さんのハーモニーが美しく懐かしくて泣けてきます。

そういえば、裕美さんと一緒に茨城放送に
生出演したことがありました。

二人でゲーリッシュリートを演奏して
ライアーのコンサートを紹介する生放送でした。
放送後に録音されたCDがもらえたので、
車の中で再生して聞いてみましたが、
あまりの茨城弁の見事さに、
「ヤダ、私たちってこんなになまってるんだ」
と大笑いしたことを覚えています。

私はアバウトでテキトーで、
いつも行き当たりばったりで詰めが甘いので、
裕美さんにダメ出しをされることが日常茶飯事でした。
「あ〜、また裕美さんに怒られちゃったよ〜」と思うその度に、なるほど、シュタイナーってそうなのか、
とシュタイナーの世界を垣間見ることができました。
裕美さんは、私にとっては先生のような存在でもありました。

書き出すとキリがありませんが、1番最近の思い出といえば、
吉田さんの故郷の安曇野へ行った時のことでしょうか。
安曇野までの往復の道のりを、疲れも見せずに
裕美さんは運転をしてくれました。
長い道のりでしたが、話すことは取り止めもなく、
本当に楽しい時間でした。その帰り道のことです。
遠くの雲行きが怪しくなり、雨が降るのかな、と思っていると、
突然大きな虹が助手席に座っている私の目に入りました。
「きゃ〜、裕美さん!虹、虹、虹が出てるよ〜!」
「えっどこどこ?アラ〜ホントだ〜」
と裕美さんと顔を見合わせた次の瞬間、二人同時に
「虹が虹がぁ〜 空にかかってぇ〜  君の君のぉ〜 
気分も晴れてぇ〜♪」と歌い出し、
キャハハハ〜!とまるで車内は、小学生の遠足のようでした。

本当に私は裕美さんには、してもらうことばかりで、
何も恩返しをすることができませんでした。
ただひとつだけ、裕美さんが助けた小さな命を
引き継いだことがあります。
裕美さんは捨て猫を放っておけない優しい人でした。
私は裕美さんが道端で保護した子猫を、
1匹だけ引き取って家族に迎えました。
その猫の動画を昨年の4月にFacebookに
アップしたことがあります。
すると裕美さんが「幸せそうで嬉しい。」
とコメントしてくれました。
思えば、その頃は子宮の摘出手術を受けて、
入院していた頃だったかと思います。
きっと病院で見てくれていたのでしょうね。切ないです。

最後のお見送りの日に、裕美さんの側で、
「いつも何度でも」を歌った時、
なぜかその歌詞が、ストン、と
自分の中に入ってくるような感覚がありました。
今まで、ショートバージョンで演奏することが
ほとんどでしたが、
この時、「あ、この歌はフルコーラスで歌わないと
いけない歌なんだ…」と思いました。
「ゼロになる体が耳を澄ませる、生きている不思議、
死んでいく不思議、花も風も街もみんな同じ。〜」
「始まりの朝の静かな胸、ゼロになる体、満たされてゆけ〜」
輪廻転生を繰り返し、
何度でも夢を見ることができる……
だから海の彼方を探しにいく必要なんかない、
私の中にいつも大切なものは生きているのだから…
そんなふうに思えました。

裕美さんの死は、受け入れ難いものですが、
裕美さんの心は自分の中にずっと生きていて、
そしていつの日かその魂は新しい命となって
生まれ変わってくる…

悲しみの数を言い尽くすより、同じ唇でそっと歌おう……
いま、私ができることは、そういうことなのかな。

私の思い出の中には、裕美さんの笑顔しか残っていません。
裕美さんには何もしてあげられませんでしたが、
感謝の気持ちを忘れずに優しい人になれるように
生きていきたいと思います。

裕美さん、見ていてね。                                 Keikom

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~裕美さんとの出会いは、2000年に遡ります。
日立市でシュタイナー教育を取り入れていた
大久保幼稚園の先生だった裕美さんが、
日立市でのエルゼ・クリンクアンサンブルオイリュトミー公演を
担当されていました。それ以前那須みふじ幼稚園で招聘され
黒磯市で同団体公演時、私が那須在住の頃実行委員をしていた
ご縁でお話が聞きたいとつくば市の穀菜レストランリッツンで、初めてお会いしました。

その前にも那須みふじ幼稚園での
シュタイナー教育特別研修講座(春期、夏期、秋期)のどこかで
すれ違っていたかもしれません。

色んな分野にご興味を持たれ、スウェーデン羊の詩舎講師、
パソコン教室講師をはじめ、
オイリュトミー、アロマテラピー、着物の着付け、お茶、
革細工、英語、ブログ、編集etc、、と
多彩な趣味や様々な資格も沢山お持ちでした。
まだまだ私の知らない分野でも多方面で
ご活躍だったことと思います。

そしてライアーの世界でも、ひたちライアーの奏で、
いわきライアーリング、ティンクルライアーMitoでも
リーダーとして長年指導され、仲 正雄さんのWS、
ジョン・ビリング氏のコンサートや講座等も主催されました。
そして、地元や地方でのそれぞれのグループのお仲間と共に、
実に数多くの公演依頼を引き受けられて
多くの人びとにライアーを広め、癒しの音色を届けられました。つくばや東京方面でも何度もお手伝い頂きました。

またライアー響会主催の教師コースの他、
泉本信子さん主催の音楽コース3期生として、深く学ばれました。
アイルランドやスウェーデン、ドイツ等多くの
ライアー世界大会にも参加され、多くの人々に愛され親しまれて
グローバルにも活躍されていたことは、ご存知の通りです。。

ライアー響会では、簿記の資格もお持ちで、
大変な会計のお仕事や、大会や講座時の写真撮影、
一時期HPも担っていただき、
フェイスブックにも携わって頂きました。
ライアー大会でもご一緒に泊まって語り合ったり、
数々の思い出は尽きることがありません。

つくばライアーの響きには、発足して間もなくメンバーとして、ご一緒にアンサンブルをして、数々のコンサートの舞台装飾や、レイアウト、ウォルドルフ人形の展示、写真、ビデオ撮影を、
記念の年には、ロゴ制作をはじめ、
記念品や15周年には記念誌まで作って頂きました。
多くのグループやメンバーのライアーカバーや衣装の縫製まで、何から何まで大変お世話になりました。

つくばの秋のコンサートのための夏合宿では、
ほぼ毎回ご一緒し、
「ゆかりの森」や「オルフェの庭」でみんなで語り合い、
笑い合った楽しい思い出ばかりが浮かんできます。
一品持ち寄りの会では、
お得意の様々な種類のお料理も披露されました。

2019年には、金沢、八ヶ岳、安曇野と演奏旅行でもご一緒し、
観光でも大変お世話になりました。

2004年8月から2020年2月まで(月1回年10回程)続いた
つくばでの『星のハーモニー』にも、
熱心に通ってご指導くださり、たくさんの子供達に、
また親御さんたちの為に、人形劇、水彩画やアートワーク、
ゆかりの森のお散歩等で、幸せなひと時を
皆さんと共有していただきました。
春まつりなどのイベントでは、羊毛で手作りの羊さんや小物、
お菓子も作って提供してくださいました。
毎回、本当に遠くから車にいっぱいの大荷物を積んで
きていただいていました。
そのおかげでどれだけ多くの皆さんが
幸せな笑顔になったことでしょう~
何をお願いしてもなんでも快く引き受けてくださいました。
また本当に博識で何を聞いても詳しく説明して下さり、
それでも「まだまだ修行が足りない、、」と言われて、、。
かなりの努力家であり勉強家だな~といつも感心していました。

これまで、時に徹夜したりもしながら、
全力で信じられない位かなり多くのお仕事をこなされて
おそらく10人分位の働きをされていたのではと思われます。
長い間よく頑張られて、本当にお疲れ様でした、、。
裕美さんはこれからも、
きっと天使となっていつも私たちの傍らで、
優しく微笑みながら見守ってくださっているに
ちがいありません。
裕美さんとの思い出は多くの方々の心に残り、
それぞれの皆さんの中で生き続けて、
光の世界でもずっと輝き続けていかれることでしょう。
これまで本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りします。                                 芝山恭子

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